sheiko2006-05-19


久々にアップしてみた写真にありますように、本日は5月3日の振替休日にいたしまして、家族総出で神戸市立博物館へ浮世絵展を見にいってきました。

実は神戸の市立博物館へ入ったのははじめてだった…県立美術館とかは行ってるけど。なんか、立地がいいから結構いつも混んでるイメージで、しかも結構高いし…と思って敬遠しがちだったんだけども、仕事を始めてからギャラリーとか展示会に行くことが増えて、毎回感動するしその場で取材と称してしこたま遊んで帰ってきたりするから、たまにはプライベートでも行っておこうかなと思って。
とくに、あたしはセンセイと一緒に仕事でこういうところに行くことが多くて、しかもセンセイはこういうのにとりわけ秀でてるから、ほんと楽しくて。で、「常設展とかもいいのあるし、個人的に行きなさいよそういうの」とご指導たまわりましてですね、やっぱ勉強にもなるし行っとくべきだろうな、と。

事前にチケットショップでチケットが手に入らなかったり、わりかし普段だったら諦めていたような障壁があったのですが、今回ばかりは個人的に興味もかなりあるジャンルだったし、ちゃんと行ってきました。雨で大変だったけどね。

つーか雨で平日、でも年寄りで混んでるのね。はー。ちかりた。真剣に見るしね。結構体力使うよねぇ。

今回は完全に、タイトルのつけ方がよかった気がする。「江戸の誘惑 ボストン美術館蔵肉筆浮世絵コレクション」とかいわれたら、なんか「あ、行かなきゃ!」みたいな気がしねぇ?しないか。あたしはなんだか熱にうかされたように「おお、こりゃ行っとかなあかん!」と思いました。

いやーやっぱりね、近世文学ゼミなんて入ってて、これ行ってないってだめでしょう、と。

約80点もの、サイズ的にもしっかりした感じで保存状態も良い浮世絵が集められてます。んで、今回やっぱりすごいのは、すべて肉筆ってこと。ご存知のとおり浮世絵は、基本的に版画技術を用いて描かれたものが有名ですので、まあそのへんの作品が多いんですけども、今回は肉筆ばかり。しかも、着物の柄なんかの細かいこと細かいこと。江戸風俗お得意の、しゃれのきいたやつとかね、教養を見せ付けてくれるような作品もあれば、資料的価値の高いものもたくさんあったし、純粋に絵が綺麗ということもあって、ほんとうに楽しめます。ばっちり図録も買った。

結構こういうの、いくと買ってしまうタイプでは以前からあったんだけど、センセイにいつも「図録はね、気に入ったら買っとかなあかんで。だって、その企画展で集まったやつだけが載ってんねんから、それを逃したら買われへんねんからね」と懇々と言われておりまして。もちろん。

なんか、シャガールのも買ったしどんどん増えていくなー。またこれ会社に持っていってセンセイにも見せてあげようかな。

わりと今日のは、あたしもそれなりに知識のある部分が多い展示だったから、いろいろ説明もできたし楽しめたけどね。いつもいつも、センセイを専属学芸員として崇めてるだけだったから偉そうにできてよかったwお風呂の様子を描いた巻物の前で意気揚揚と、センセイに以前教わった(彼の専門ですからね銭湯の建築は)「ざくろ口」の説明を聞かせてしたり顔でおりました。

ビゲローさんという方の蒐集らしいけど、どうも「美毛郎」みたいな当て字が思い浮かんでニヤニヤ…(アホ)。


まああとは家族でお昼食べて電気屋さんでカメラ見て…。帰宅してうだうだして今にいたる、と。
久しぶりにクルマに乗ったよー。