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今日なんだかこうやって、ちょっといつもと口調が違うのはきっとこのせいだと思う。だめだ、文章は感染る。いちばん如実にあらわれてしまうのだ。ていうか、こういう口調で書きたくなっただけなんだけど。
- 作者: よしもとばなな
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/03/20
- メディア: 単行本
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だから、もう彼女の文体や、それからかもし出す雰囲気などは体にしみこんでいる。これもまた、細胞の奥深くに呼びかけてくるようなものなのだ。吉井和哉のメロディと一緒。
帰り道、ipodもなしで、新聞も読み尽くして、そんな状態でひとり帰るなんて手持ち無沙汰ったらありゃしない。何か本でも調達しよう。
そう思ってブックスタジオに入った。
そういえば、書評欄で見てから久しぶりにこの人の本が読みたかったんだ。さすがにまだブックオフでも見かけてなかったし、これはきっと買えってことなんだな、と勝手に解釈して、購入。電車の中で、お寺に行くまでのところらへんは読んだ。
小説を読むのはほんとうに久しぶりだ。何か忘れていたものがあるかどうかはわからないけれど、久しぶりに何かを感じたのはたしかだ。
吉井和哉の話ばっかりしているけど、ライブツアーのファイナルをたまたま見て、それで衛星放送で先日ライブをまた見て、そこで結構得るもの、感じるものが多かったんだと思う。彼はその番組で、自分は病的なほど運命とかそういうものを考える、って言ってた。
ああ、自分もそういうところが彼に似たのか、それともおんなじような思考回路をもとから持っていたのか、それはどっちかわからないしどちらでもいいのだけれど、ipodの電池が切れたのも、書評を見て気になっていたのも、たまたま電車が来るまで時間があったのも、そこですぐに本を見つけられたのも、雨にあわなかったのも、ぜんぶ、ぜんぶ運命だと思う。そのうちのどれかひとつでも違ったら、わたしは今日あの本を買っていないだろうし、この本から得る久しぶりの感情だとかその他もろもろ、今後また変わる自分のなかみ、そういうものすべてが運命としか考えられないのだ。
あまりにも新聞口調ばかり書いていて、ちょっとつかれていたのかもしれない。仕事で文章書けることほどシアワセなことはないのだけれど。
てことで、今日はなかなかいい1日だったのです。
早く読んでしまいたいけれど、眠たくてむつかしそうだ…。おやすみなさい。