エッセイを読んでると、久々にいろいろ考えが頭の中をめぐるようになってきた。昨日プラン9の公演を見たせいもあるのかもしれない。いったい何を目指しているのか、何がしたいのかがいまいちわからなくなってきた。んん。このままこの生活を続けていてはだめな気もするし、でももうこれでいいような気もする。だって別に働いてないわけじゃないんだもん。なんだ、そんなに正社員として働くのがえらいのかってんだー!

今日は久しぶりにきちんと化粧してヘアスタイルも調えて、バイトに行った。最近のわたしはだれすぎだった。早朝にすっぴんで行くのはかまやしないけど(でも他の女の子たちは、早朝でも化粧ばっちりでほんとうにえらいと思う)、さすがに昼のバイトくらいは化粧して行けよ。いくつだよおまえは。って感じに思えてきて、めんどくさいめんどくさいっていったいおまえはダレの人生を生きてんだよ、他ならんわしの人生だろう!って思ってしまった。
昔、寺山修司の本を読んでいたときに「代理人=stand for」という話が出てきて、現代人は何もかも他人にやらせてしまって、本末転倒なことになってきている、みたいなことを言っていた。今のわたしはまさにそれだ。代理人に生きてもらう人生。そんなんじゃ意味ねえ。なんで自分語りしてるとこう言葉が荒れてくるんだろう。とにかく、そんなことじゃ気合が足りてないんだよなあ。

で、どうしたいのか、今だけでなく人生設計を考えてみることにする。
大きな目的としては、死ぬ前に振り返ったときにいろんなことがあって、おもしろかったなあ、この人生は誰にもまねできねえ、みたいな人生にするってこと。
どういう人生がそれにあたるかは、

  • 多趣味
  • 好奇心旺盛
  • 贅沢
  • ばかばかしい
  • でもそれだけじゃない
  • 波乱万丈 

ってことが条件になってくる。
で、今のわたしはというと、

  • 一人っ子である
  • 家は貧乏で、特に財産もあてにできない
  • もてない-決して見た目で得はできない
  • でも頭は悪くない(はず)

といったところだ。
そんな中でうまくわたしがサヴァイブするには、結婚できなくても大丈夫な状況を作り出すのが最大の目標(別に結婚願望がないわけではない)。
そのためには

  • しんどくてもいいから、自分にしかできないような仕事を見つけ、続ける
  • できればその仕事はかなり稼げるものである

ことが条件になる。それはなぜかというと、

  • 家事がこなせない
  • けれども仕事さえできれば、金が手に入る
  • 金がそれなりにあれば、外食、クリーニング、最悪ダスキン、などに発注できるので、生活はやっていける
  • 家族がいずれ死んで、自分で何もできなくとも、先立つものがあればなんとか生き抜ける

というのがわたしの持論。とにかく、金だけあればあとはなんとでもなるけど、料理上手でも掃除洗濯が上手でも、家を借りるお金がなければ、食材を買う能力がなければ、生きてはいけない。いつもこの論を展開すると、大抵は考えすぎだ、とか、おまえはばかだ、とか言ってくるけど、わたしはかなり真剣だ。これくらいの心構えがないことには、貧乏な家の一人っ子としてはやってく気力が生まれない。これくらい殺伐として、ヒリヒリとしてないといかんのだと思う。実際今はぬくぬく生活できてるけども。そりゃそうだ、今まで学校やらしてた子どもが、フリーターであれなんであれ、とりあえず自分の遊ぶ分くらいは稼いでくるし、学費に出て行くものがないんだから。今は大丈夫だ。でも、将来的にはどうなるかわからん。そう考えると、やっぱりとにかくお金ってなるんだよなあ。
わたしは人から、なんか大事なもん忘れてるって言われることのよくある、冷血人間タイプらしいんだけど、それはいつもこうして切羽詰って人生を考えているから。いや、根は「なんとでもならあ」と思ってるタイプの人間なんだけども、ここだけはリアルに心配になってしまう部分だから。うーん、何書いてるかワケわからんようになってきたけど、とにかく今のままではいかんと思ってる。遊ぶにもお金が足りないし。まわりから何を言われても、別に平気だし、好きでこの道選んでんだから、まあ平気なんだけど、明日は久々に大学時代の友人と会食。とってもいい子たちだから、こんな愚痴聞かせて困らせたくはない。こういうところで堂々とひっそり吐き出しちまえ。すねてたってはじまらないし、余計みじめになるばかり。まわりは困らせるだけだし、いいことなんかひとつもねえ。だから、明日は思いっきり甘えて、奢ってもらうくらいの勢いでいこう。人生はいつも一発逆転からはじまるもんだ。浪人時代によくわかった。そして実は人生甘くないこともよくわかってるけど、うーん、もう少し、こうしてなきゃいけない。とりあえず、早くバイトがやめられるくらい、うちのバイトの人が増えてくれることが何よりまず解決してもらわねばならん問題なので、ここを選んだわたしのせいかもしれないけど最早どうしようもないところで世界がまわってるんですなあ・・・。