朝いちで電話が鳴る
誰から?と思ってたら
こないだ連載したときの取材先の方から
やっとゆっくり記事を見てくれたとのことで
ものすごく丁重なお礼のお言葉をいただく
「ほんとうにいい記事にしてもらって…」
「お父さんもとても喜んでいるので
またぜひご飯でもって言ってます」
「10年間がよくまとまっていて、
またほかの記事と違ってとてもいいです」
ナドナド
恐縮することしきり

仕事してて最高に気持ちいい瞬間
あたしはでっかいスクープとったりとか
そんなことできないから
こうして人の役に少しでも立てることがいちばんいい
こういう瞬間、この仕事しててよかったなと思えるし
自分のやってきてることが間違いじゃないってわかる


変わって、今度取材に行く先方から連絡
「あんまり時間ないけど、大丈夫なの?」
???
「2週間もあるんですけど?」
先方は、広告記事なんかでも
すごく時間がかかるらしく
心配してくれたそうなw

でもたまに、取材先で
「明日の朝刊で掲載になります」て伝えると
「え?!もう載るの?!すごいね!」て言われること
たしかに何度かあった
ていうか新聞なんですけど?
普通は取って出しだよねえ?
何がそんなに不思議がられることかわからない
こんなの特殊技能でもなんでもないのに
1行1分ですから

言うたらブログなんて何も考えてなくたって
手が勝手に文章打ってるって感じだし
(心無いともいう)
まとめることだってそりゃあもうそれなりに容易い
だってそれが仕事だから
上手い下手、良し悪しはもちろんあるけどね
けど、時間かけたからっていいものに仕上がるとは限らない
それもまたこの仕事の面白いところだけど…

わたしからしたら
数学とか科学とかあんなのわかる人のほうが
営業でうまく話ができる人のほうが
ずっと立ち仕事の人のほうが
ずっとずっと偉いしすごいなーと思ってる

まあでも、あれだけ国語で「説明文」は嫌いで
「要約」も全然得意じゃなかった自分が
思いっきりそれを実践して
さらに人様に晒すという仕事をしてるという時点で
それはそれは不思議なことだけどもね