5月24日火曜日うめだプレミア枠 ゲームセンター曽根崎第2回発表会@うめだ花月

昨夜行ってきた、「ゲームセンター曽根崎」のレポをしたいと思います。「曽根崎」は、おもしろ工房が考えた新たなるゲームを実践し、発表するイベントです。今のところメンツは主宰者・バッファロー吾郎木村氏、プラン9浅越ゴエ氏、同ヤナギブソン氏、天津向氏、そして非お笑い畑から劇団デス電所・竹内氏、司会進行役に構成作家の山ちゃん、らで構成されています。

今回のゲームは「デスヒント」。以下当日配布された資料から編集しつつ引用すると

  • 5人でプレイする連想ゲームである
  • 1人を解答者(キラ)にし、あとの4人はヒントを出す役になる
  • 基本はキーワードに対するヒントを4人が順にキラに出す

例)「バレンタイン」「甘い」「茶色」「アーモンド」などのヒントでキラが「チョコレート」

  • しかし、従来のヒント連想クイズと大きく異なるのはプレイヤーはキラを唸らせるような如何に巧妙なヒントを出すか、という点に醍醐味がある点
  • 尚、全てのヒントはデスヒントだけにw「〜です」という語尾でまとめねばならない
  • よくできたヒントは結果、キラを困惑させる
  • ゲーム自体は得点制
  • プレイヤー4人が1つずつヒントを出していき、キラは1つのヒントごとに解答する
  • キラに当てられなければ1点、最大12個(4人×3巡)のヒントを出す
  • キラが見事に当てた場合、そのヒントは「デスヒント」となり、デスヒントを出したプレイヤーはヒントポイント0点にされる
  • キラは当てた時点のヒントの数に応じて得点が変わる
  • ヒント数が1巡目なら5点、2巡目3点、3巡目1点、最初のヒントで当てた場合はボーナスとして更に5点加算される
  • 終了後、キラから「最もよく出来たヒント」=「Lヒント」を2つ選んでもらう
  • 「Lヒント」はヒント数6つ以下なら1つ、それ以上なら2つとなる
  • Lヒントを出したプレイヤーには4点与えられる

このゲームの醍醐味は
「相手がわかるかどうかギリギリのヒントを出す」という発想力
「敵から出され自分を翻弄した相手のヒントを認め、称える」という心の寛大さ
である。

ではここに、記憶に頼ってゲームを再現してみたいと思います。

第一問目 お題「スターウォーズ」 キラ:木村氏

  1. これは、カタカナです(向)→チキンラーメン
  2. これは、世界中で愛されているものです(竹内)→ピカソ
  3. これは、こわいことです(ギブソン)→エジプト文明
  4. これは、壮大すぎるものです(ゴエ)→失念
  5. これは、見るものです(向)→ハリーポッター
  6. これは、気持ち悪いものです(竹内)→スターウォーズ

この日、木村さんは自身で「冴えてる!」と言うほど勘が鋭かったらしく、見事6ヒントにて正解します。チキンラーメンはかなりウケていました。観客の反応も大きなヒントになるため、ハリーポッターまできたときにかなり「おおお」というざわめきが。そこからも木村氏は正解を導き出せたようです。Lヒントはギブソンの「実際起こったら怖いことやけど、そういう発想はなかなかない」ということで、「こわいことです」が選ばれました。

第二問目 お題「オムライス」 キラ:ゴエ氏

  1. これは、あったかいものです →焼おにぎり
  2. これは、大人より子供です →焼たらこ
  3. これは、ある場所に行くと、何種類もあってしまうものです(向)→トイザらス
  4. これは、おいしいです →やっぱり焼たらこ
  5. これは、名前を書くこともあるのです(向) →カレー?
  6. これは、マッシュルームがあうものです(竹内?)→マジック
  7. これは、5文字です →ポタージュ
  8. これは、バランスよく2種類の要素を食べたくなるものです(ギブ)→フォンデュ
  9. これは、こんなもんです(と、手で形づくる)(ギブ)→グラタン
  10. これは、最初の2文字がフランス語です(竹内)→ボンタン飴
  11. これは、ふわっとしてるが褒め言葉です(向)→オムライス

なにぶんかなりの持久戦になったもので、順番と、プレイヤーの順、答えの順が適当になってしまってます。ただ、全てのヒントと答えはなんとか思い出せましたので、すべて載せてあります。このゲームでわかったことは、ゴエは実はかしこではないということでした。
彼は最後の方しきりに、「オレ絶対食べたことないわ〜」とぼやきながら解答していました(実際は先日ラジオでも言っていたくらいちゃんと食べたことのあるものでした)。いきなり焼おにぎりと、1ヒント目にて食べ物というジャンルに絞ってきた点で、これはすぐ終わるのではないかと思っていたのに、とんだ誤算でした。おもしろ解答が多い中、一番ウケたのは「やっぱり焼たらこです!」という解答でした。ゴエ、笑いに走ったな・・・。
出された解答、ヒントはパネルとして掲出されていくのですが、答えだけ見ていくと、居酒屋のようになっていました。木村さんは「やっぱり焼きタラコ」って、ちょけた居酒屋みたいで絶対二度と行かんわ!といい、笑いを誘っていました。
向はデスヒントを出したにもかかわらず、Lヒントに2つ選定されたため、大逆転で8点を得ていました。こういう事例もあるんですね。浅越家では、ケチャップを使わずオムハヤシみたいのしかしなかったのでしょうか、「名前を書く」でいたく悩んでおりました。

第三問目 お題「ことわざ」 キラ:向

  1. これは、たくさんあるものです→個性
  2. これは、古いものです→甲冑
  3. これは、動物に関係するものもあるのです(竹内)→動物占い
  4. これは、長いものも短いものもあるのです→日本刀
  5. これを使って、遊ぶこともあるのです(ギブ)→戦争
  6. これは、メッセージ性が抜群にあるものです→I LOVE YOU
  7. これは、うまいこと言ってるものです→女
  8. これは、1つに何種類もあるものです→告白
  9. これは、矛盾することもあるものです→政治家の言い訳
  10. これは、妖怪も出てくるものです→101回目のプロポーズ
  11. これは、こんな器用なおサルさんも、うっかり足を滑らせて落ちてしまうこともあるものです(ゴエ)→ことわざ

これもかなり難航しましたね。ただ、お題自体が難しいものだったので、致し方ないと思います。問題はゴエの「オムライス」だけだと思います。物騒な武器などを出しつつ、恋愛系で攻めるところが向氏の謎なところですね。これも、ヒントの順がやや適当ですが、「これを使って遊ぶこともあるのです」が出ているあとに「女」という解答が出て爆笑でした。「失礼やな!」とのツッコミを受けていました。これを出したのはギブソンでしたが、彼自身は「かるた」のことを例にあげて説明していました。また、「妖怪」で「101回目のプロポーズ。」向はこれに「百目」って入ってるから、と説明していました。まあ、例えば「河童の川流れ」とか「鬼に金棒」とかですね。間違えて誰かが「鬼の上に金棒」って言ってたのが面白かった。

わたしは1回目の「Oカード」というゲームのときも見に行きましたが、このイベントかなり面白いです。ダイナマイト関西という大喜利イベントをあそこまでのムーブメントにしたおもしろプロデューサー・木村氏の力量が遺憾なく発揮されています。ぜひ、他の場でもどんどんやってもらいたいものですね。ぜひとも息の長いイベントとして続いていってもらいたいです。
あ、駆け足で結果を。実際は23時には終わらなければならない枠のイベントが、終わったのは23時20分でしたから、結果はさっと流しただけになりました。優勝は、1回目に続いて15点?のギブソン、おそらく11点で次点向でした。最下位はゴエでした。ギブソンは、ゲームには強いですね。ゲーム脳?いえいえ、とても彼は回転が速いようです。ゴエは、あほなのかかしこなのか。案外あほなのかもしれないと思わされました。ただ、そういう彼が笑いへもっていくのは、かなりパワーを感じます。いやあ、ほんと楽しかった。