今日はテレビばっかり見てた。片手間に。わたしは小さいころから、テレビだけを集中してみることができない子供だったらしい。必ず、絵を書いたり何かしらしながらテレビを見ていたそうだ。今でも、よっぽどのことがないかぎり、真剣にテレビは見られない。だから、わたしは映画を見に行く習慣もまったくない。人より損してるなーと思うけど。娯楽を楽しまない人は、人より人生損してるよなあ。まあ、本読まない人よりは得してるはずだけど。だって、映画って音でかいからびびるんだもん。ライブはあれだけいくけど、映画はダメだ。混んでるし。

で、今日はテレビっ子だったって話。勉強しながら、楽譜に階名振りをしながら、テレビを見ていた。高価なものだったのに、買ったまま放ったらかしになっていた「新選組!」のDVD BOX、それを見た。あまりにも膨大な量だったし、熱くなってた時期から随分経ってたので、かなり腰が重くなってたんだけど、最近また藤原竜也も出てきてるしなー、と思って、見たくなった。それにしても量が多い。1話だけ届いてすぐ見たから、第一巻に入ってる2話から8話まで見た。でもやっぱり、見始めると見入ってしまう面白さはある。それにキャストが豪華なんだな。久しぶりに見てると、熱くハマってた頃の気持ちを思い出した。またしばらくテーマ曲を口ずさむ日々が続くな。うん。あと、見てるうちに人の話を聞くときのセリフ「うかがいましょう」とか、説明するときの山南さんのくせ「そもそも〜とは・・・」とか言い出しそう(ただのいたいバカだな)。
それにしても、藤原沖田と勘太郎の平助のコンビはなんだかホンワカする。

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新選組 ! 完全版 第弐集 DVD-BOX

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うちは6時過ぎに夕食を食べるんだけど、そのときは決まってニュース番組がかかっている。で、大抵見てるのは毎日放送の「voice」ってやつだ。面白いから。その番組で、わたしにとってはチョーいまさら感ありありだったんだけど、森チャックグルーミーの特集をやってた。かわいいのに凶暴なクマ。それは、たしかにキャラクターとして成立するには残酷かもしれないけど、あるべき自然な姿。テディベアのようなかわいらしい外見だけではなく、クマというものはおそろしいものであるのもまた事実。
だのに、それがキャラとして成立するには、あぜんとするし、子供にとってよくない、って言ってる人がいるって話。
なんだかなー。
そういう類のアタマ堅い人、こっちとしてはむしろ信用できないんだよね。
そりゃ子供への悪影響って意味はわからなくもないけど、わたしからすれば、子供に「クマはかわいいだけのもの」っていう方が、こわい面を隠しちゃう方が、問題だと思う。すべて包み隠さずいわないと。「クマなんて動物園以外で会うことなんて、ないじゃないですか」ってその人は言ってたけど、アナタ去年あれだけ秋冬にクマが出没してたのをご存知ないですかあ??って言いたくなった。その方が恥ずかしいよ。街場では無関係なことだったかもしれないけど、山を下りた村では大変だったじゃん。
まあ、年齢ってことを考えるのはわかるけど、そうやって何でも隠そうとして、きれいごとばっかり言うような親のもとでは、育ちたくないなーって話。キャラとしてはたしかに初めて見たとき、ど胆抜かれた感あったし、残酷だし、かわいいだけじゃすませないからちょっとなーって思ったこともあるけど、それは表現の自由であって、ねえ。子供がマネするって、子供はさすがに人間食ったりはしないと思います。考えすぎじゃないかなあ。心配しすぎ。子供って、ある程度の年になったら勝手に育つものよ。
うちの親戚は、わたしがわりと破天荒に育ったのを見て、すごく親に文句を言ってくる。「あんたらがそんなんだから、この子もそういうふうに育ったんだよ」って。
あんたらばかですか?
子供って、そんなに親の影響だけで育ってるとお思いですか?
あんたらの子供はそんなに正直で、あんたらの言ってることだけを聞いてきたと思ってますか?
本読んだりして、自分で見聞広めたりしてなかったんですか?
わたしが破天荒になったのは、多感な時期にケッタイな本読んだり、独創的なミュージシャンたちの生い立ちを知ったりしてるうちに、自分で「こういう人生観で生きて行こう」って学んだりしたからだよ。だのに…。
なんつーか、親ってばかだね〜って話。子の心親知らず。