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ワクテカして待っていたリップちゃんのベストが、ようやっとアマゾンさんから届きましたお!
- アーティスト: RIP SLYME,RYO-Z,ILMARI,PES,大槻一人,DJ FUMIYA,田中知之
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/08/31
- メディア: CD
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つーかリップのアルバムをこんなに楽しみにしてるあたしがいるなんて、1年前には考えられなかったことだな。
リップとわたし。
デビューしたてくらいから知ってたんだけどね、わりとこの人らの音は、「ヒップホップとか打ち込みなんてさあ〜」とそういうのを食わず嫌いしてたあたしにもすんなり馴染んだというか、ポップでキャッチーだったから、あんまり嫌いではなかったのね。
でも、楽ベとかでスゲー売れたりして、なんか一時ジャパンの表紙が3ヶ月にあげずリップが飾るみたいな異常事態で(まあ人気とか勢いとかセールスとか考えたら仕方ないくらいのパワーがこの頃のリップにはあったと思うんだけど)、それがわりとジャパンの古参ファンのわたしとしては許しがたく、いつのまにかちょっとムカつく感じの存在になってた。
ヒップホップの人って、チャラチャラしてるイメージあったし(偏見)。
まあ、曲は百歩譲ってまだいいかなと思ってたこともあったんだけど、GALAXYが出たときに、「この曲はねえなぁ〜」って思った記憶がある。あの曲は最初は嫌いだったんだな。チャートかなんかで聞いたときに。
そんなこんなで、軽音サークル漬けでバンドバンドな音楽に傾倒してたわけだけど、そこも引退して、あんまり新しい音楽を聴くことがなくなってきてた。
就活にも行き詰まって、卒論にも戦々恐々の毎日だった。リップはわたしにとって、仲のよい友達が好きなグループでしかなくなっていた。
ある日、何気無く見ていたトップランナーの予告で、リップが出るという話を聞いたために、その友人に伝えた。当日、ヒマだったので何となくわたしも見てみた。
そしたらねー、なんかツボだったんだね、実は。
何か、新しく楽しめるものを、わたしは探してたのかもしれない。
リップちゃんは、あたしが思ってたほどちゃらちゃらしてるだけの人たちではなさそうだった。
ていうか、PESの喋りが面白かったんだよね。バカっぽいっていうか、RYO-Zとのかけあいの場面が、なんだかアンガールズみたいな喋り方で、それがツボだったっていうか。
それまで、メンバーの顔もちゃんと知らなかった。メガネのDJの人は好きかも、とか、イルマリっていう人がいる、くらいしか知らなかった。
新曲の「黄昏サラウンド」がよくて、そのリップファンの友人に頼んで、ありったけのアルバムと、DVDを借りた。
そっからだなー、ごろごろと岩が転がるように、ロケンローな感じでハマっていったのは。
よく考えたら、音の作り方とか、キャッチーな曲調とか、ファッションとかPVのセンスとか、どれもこれもすごいツボだった。
全力でバカ騒ぎするメンバーの、その和気藹々とした雰囲気が、音に表れているみたいなところとか。
あと、ハーコーなヒップホップな感じではなく、ダボダボのラッパーファッションにいかつい金の鎖のアクセみたいなものじゃなくて、どことなくリップちゃんはわたしにとってファッショナボーだったのだね。つなぎはかわいかったし、男子のオサレ感が好きだったのだね。そこは結構重要なポイントだったのかな。
今回のベスト盤には、DVDが付いてるんだけど、それがもう、なんというか、楽しくて楽しくて、思わず笑っちゃうような仕上がりになってるんだな。
ベストメドレーのPV、みたいな感じで。もう、醸し出す空気、それ自体がいとおしいっつーか。
リップちゃんは、結構つらい時期を支えてくれたんです、わたしの中で。
卒論で気が狂いそうだった冬の夜も、本命の企業に2年目も落ちたときも。
底抜けに明るい彼らに、引っぱり上げてもらってきたんだな、と。ホントに落ち込んでるときには、明るいものは逆効果だったりするけれど、リップちゃんはそうはならなかったんだね。
そうそう、DVDの話ね。今までのPVの、ボツになった部分を繋ぎ合わせて作られてるんだけど、そのセンスが最高というか、思わずニターと笑ってしまう。
自分たちが心の底から楽しんでやっているところを見せられてしまうと、もう、こっちも笑顔にならざるを得ないんだなっていうのを、彼らから教わった気がする。
そして最後に、やっぱりフーちゃん天才だよ!早く戻ってきてくれることを、心から祈ります。
にしてもさー、ダンデライオンのときのリョージくんのふっくら具合はどうなのさ!って感じですたwこうして変遷を見ると、いろいろ面白い発見があるさね。ギャラクシーにおけるスーさんは本当に神降臨な踊りっぷり。