菊地成孔先生の日記を最近よくチェックする。わたしが彼を知ったのは周りより遅くて、2002年のフジロックに行ったときだった。そのときにデートコースが出てたから。でも結局、別のを見に行ってていけなくて、あとから「すごいよかったよー」って聞いて悔しかった。

サブカル雑誌が好きで、そこここで先生の名前を目にするようになってから、彼がただの胡散臭い現代音楽やってる人ではなくて、なんと東大教養学部でも教鞭をとる先生だと聞いて心底驚いた。知識至上主義のわたしはとにかくインテリに弱いので、崇拝に近い感じで先生の動向を追っている。タワレコの連載*1も面白いし。
極めつけは、「CV」の創刊準備号にあった「菊池成孔の選ぶ百冊」を見たとき。ニューアカの頃に天真爛漫な小学生だったようなわたしにとって、その時代は忌むべきものであると同時に、リアルオザケンの時代として輝かしくわたしに微笑みかけてくる。要はそういう時代の本やら、サブカル臭むんむんのものやらがごちゃごちゃと選ばれていて、「キャッチ22」をわたしにこんなに読んでみたくしたのもこの特集のせいではないかと思っている。
とにかくわたしは、菊地先生が好きだ。

そんな先生の今日の日記が面白かった。ネギま!(今いちこれがどういうものなのか、最近めっきりこのテのジャンルに疎くてわからないが、萌えとかと関係あるの?)に関する言及で文句を送りつけてきた人に対して大人げなく(?)徹底抗戦する構えが面白かったのだ。いや彼らは本名を公開してメディアで語っているのだから、いろいろとイノチガケな部分も多かろう。おおいにやってくれたまえ。見ている方はとても面白い。それにしても先生ってば!って感じで、面白かった。

*1:CDは株券ではない