サンキュー2016 ハロー2017

2016年「今年のうちに〜!」ってことで
やってしまいたかったんだけど
恒例にしてた「オールザッツ」見ながらの振り返りが
同人原稿の締め切りとか、オールザッツが深夜1時になってから始まるとかで
(はやいときは23時台からのときもあったのに)
できなかったので新年に持ち越しです
まあ無事に入稿も済んだので^^

てなわけで今年も振り返ります

まあ全体としてはほんと充実してたというかめまぐるしかった

1月はいきなり、イエローモンキー再集結というニュースに沸き
とにかくこの1年の方向性がこれで決まってしまったもんね
ツアーが発表されて
体壊してる場合じゃねえ!
金かせがにゃ!
っていう社会復帰モードにさせてくれましたからね
すごいタイミングだったな

2月になって、ここでもずっと世話について愚痴っていた
ばあさまが下血して癌が発覚して入院して
転院先があまりにもひどくて
看取るために連れて帰ってきたら
思いの外長持ちして…www
みたいなね
でもここでご報告できてなかったんですけどね
祖母は9月の終わりに天寿を全ういたしました
なので喪中なのです、今

ものすごく死ぬのを怖がってた人で
(そんな年齢じゃないぐらいだったんですよ、もう90余裕でオーバー)
こっちが、もういいだろ悔いねえだろって人生だったんで
死ぬときはどんだけ大騒ぎになるんだろうって心配していたのですが
家族に見守られ、ものすごく穏やかに逝きました
まあもう少しいろいろしてやれたのかな、とか思わなくもないですが
わたしは孫ながら、家を出たままの実の長女よりも
よほど面倒を見ましたので十分だろ、と
しかし、棺におさめて、お別れして、焼き場に連れていって
出てきたら、吹けば飛ぶような骨、っていうのは
ああ〜〜〜〜〜〜〜って
もう言葉ではいいあらわせない感情でしたな
物心ついてから身内を亡くしたことがなかったのでね
でも、最後までご飯も食べられてたし
けど寝たきりだったのから、解放されて
きっと自由で元気になったので、よかったんだと思います

今年大きかったのはそこかな

あと自分のことでいくと
春ぐらいまで体調不良を引きずってたけど
6月になってようやく踏ん切りがついて
派遣社員の登録に行って
そこで見つけた求人にダメ元で応募したら
なんとトントン拍子に話が進んで
仕事先が即決まるっていうね
ものすごくラッキーでしたね

まあでもよくも全く違うジャンルに足を踏み入れたなあと
仕事についてから全然更新してなかったんですけど
結構大変でした

なんせ全くの文系人間が、製造業、しかも重工業ですよ
詳しくは言えませんけど
防衛産業の最前線のところで仕事をしております
設計する人たちの補助なので
修正の出た箇所を図面に反映させていくとか
そういうこまごました仕事ではありますが
やっぱ知識とかいろいろ必要なので
自分なりにいろいろ学んでます
でもそれがまたおもしろい
化学とかそっちよりは断然物理が好きな人間なので
(数字はアレルギーあるけどね)
材料力学とかそういう勉強をしたりとか
機械工学すごくおもしろいです
今年はさらに掘り下げて勉強したい!
好奇心だけで生きてる人間なので
そこがうまくはまった感じですかね

ていうかもう職場が最高にいいのです
環境もいいし
(朝早いけど)
指導してくれる社員さんも、派遣さんも、上司も
みんなとってもいい人であたたかく迎えてもらえて
そんなにわたし、ここまで徳を積んできたんだろうかと
錯覚してしまうほどに恵まれまくってました
強運な1年だったなあ
おごることなく謙虚に今年もやっていきたいです


そして何より今年を彩ってくれたのはイエローモンキー
だってまた、イエローモンキーがいる人生を送れるなんて
信じられない、奇跡の連続でした

2月には新曲が発表されて
5月には、多メディアで復活ライブ1曲目を生中継
7月にようやくこの目でこの体で復活に立ち会って
テレビにも出るようになって
雑誌もめちゃくちゃ買って
10月にはシングルとツアーDVDが発売されて
地方ツアーには行けなかったけれど
メカラウロコはライビュで見て
さらに紅白で1年を締めくくれるなんてね
本当に奇跡としか言いようがない
幸せな1年だった

すごく充実してたので
これ以上の年はないんじゃないか?ってぐらいでしたが
2017年も元気に楽しく充実させたいです

ひと月に1つ何かテーマを決めて勉強したりとかしたいな
今月はとりあえず、ギターのエフェクターの仕組みを掘り下げたいと思います
別にここで発表したりはしないけどw
あともう少し洋楽も聞きたい
イエローモンキーから少し離れてた間(地方ツアーの秋ぐらい)
たまたま、アルバムが出たてだったBruno Marsにハマっちゃったんですよ
いやーもうかっこいいのなんの
歌って踊れて曲も最高だしドラムもできるし
ミッキーマウスの擬人化だぁ!
日本にはツアーしにこないぽいですが、見られたらいいなあいつか
でもブルーノも、エロい曲ばっかり書いてるんで
そのへんがイエローモンキー好きなわたしは引っかかったのかもしれない
そういう血があるんでしょうね

あーあとファッションにも化粧にも気を使いたい
老けこまないようにしたいです
もう35になっちゃったけど
12月生まれなので、実感ないけど年女だし!!

パワフルにしなやかに
今年もどうぞよろしくお願いいたします

THE YELLOW MONKEY 「メカラ ウロコ・27」ライブビューイング

半年ほど放置してましたが生きてました
地方ツアーは当たらなかったし武道館もはずれたけれど
2016年という時代に復活したイエローモンキーはつよい
文明の利器ありがたし
ライビュってテニミュとかタイバニのイベントとかが多くて
実はマジモンのライブのライブビューイングって初めてでした
うたプリもシネライだからリアルタイムじゃねえしなア
比較ネタがすべてオタクジャンルなところが年月を感じさせる

いやいやほんと去年の今頃まじでイエローモンキーが復活して
新しい曲が出てライブがあってメカラウロコをライビュで見てるなんて
想像すらしなかったことですからね
いかにこの1年が奇跡でありイエローモンキーとともにあったかってのがね
よくわかる集大成みたいな日でしたね

そんなわけで、仕事納めが30日のワイは
本来武道館が当たってたら2日もはやく仕事を納めて
無理やり年末年始の休みを拡張して武道館行ってたと思いますけど
残念ながら当たらなかったので
普通に定時まで仕事をして
地元の映画館でイエローモンキーを拝むっていうね
いやほんと便利な時代ですね

ファンクラブ先行に落ちてイープラ先行でギリギリすべりこんだのですが
なぜ最前列の端っこなんですかね
てかライビュの最前列って全然うれしくねーし!!!!

地元の中でもそこはちょっと古めの映画館だったので
まあ椅子とかの座り心地とかまでは文句ないんですけど
最前列ってここまで見づらいのかーってぐらい見づらかったす
真下からどアップのイエローモンキーの面々を見つめるっていう

しかもライブのときの連れは普段住んでるところが離れてるから
平日のライビュを一緒に見ることもできず
連れがいなくて寂しいっていうね
この興奮を誰とも共有できない
そんな中で見ました
孤独と戦いながら
そいでもって、見ててもやっぱ踊ったりできないし声も出せないし
こんなに歯がゆいなら見なきゃよかった!ってなるぐらい
(いやそりゃ見られるだけでありがたいんですけどね)
生殺し感は強かったです
会場によっちゃオールスタンディングみたいなとこもあったらしいけど
わたしの行ったところはとてもおとなしかった

いやでもまさかメカラウロコがまた見られるなんてね
思ってもみなかったんでその感動はすごかったです

しかもあれでしょ、それこそ「7」の踏襲で始まったでしょ
もう心の中で大騒ぎですよ

MORALITY SLAVEのお姉ちゃんたちも出てくるし
あれねーラバースーツえろかったね
お乳丸出しよりペチコートよりえっちでしたね
顔まで覆ってるとね、いけないかんじがすごかった
ジッパーさげて羽つっこんでるロビンね、もうおじいちゃんなのにねすごいね

ロビンの紫?ぽいしゃらしゃらのシャツもすごいけど
エマちゃんの青い?コートもめっちゃ王子様〜〜〜〜〜〜〜〜
はあかっこいい

アップで見られるのはありがたいし
けどまあやっぱり画面で見るとね
誰1人太ってる人はいないというのに
男性特有の年の出方っていうのかね
顔まわりのたるみ みたいのは如実にわかるので
ちょっと切ないところもあったけど
それもまた味やで
その年でこうやってまた我々の前にイエローモンキーとして
登場してくれたのが嬉しいしね

続いてDRASTIC HOLIDAYときてこれも「7」の流れ〜!
「FAIRY LAND」とかは地方ツアーでもやってたんだっけ?
なんかツイッターとかでもちっともネタバレが流れてこなくて
セトリあさりにいく発想もあまりなかったもんで
メカラウロコ終わるまで地方ツアーのセトリを知らなかったんですよ
結構かぶってたって聞いてね、意外〜みたいな

まあだからわたしは地方見てないのでそんな感じですすめますね

second cryからFINE FINE FINEもなんか懐かしい感じ
VERMILLION HANDSも久しぶり
そしてまさかそこから聖シャインがくるとは思わなかったのでね
朝本さんへのあれかね…合掌
しかしこうしてこの年になって聞くとなんかめちゃくちゃ泣けたね
泣きました
こんなにいい曲だっけな

Four seasonsも地方でやってたらしいけど
志村くんのこととかも思い出すし

これは本当にイエローモンキーの尖ってる部分を象徴する曲だとわたしは思っていて
「やけどしそうな熱い僕のコーヒーは ミルクもシュガーも入れない」
ってところにね、彼らの熱い気持ちも感じるわけなんですけど
これがあって、今こんなふうに、ステージ上でとても楽しそうに
のびのびとやってる彼らがいて
こういう部分なしに今みたいな状態でもちっとも何も感じないわけ
あの時代が、あの曲があったから、また今の尊さがあるっていうか
それを感じている曲だったので、聞けてうれしかったしぐっときたね
この年で歌うFour seasonsめっちゃよかったです
これも泣いた

んで触発〜
まさかやってくれるとは
てかこれやるならMY WINDING ROADもやってほしいんだけどな〜
会場でぱーららーぱっぱっぱらーらーやりたかったなー

そんでMC
相変わらずくだらねーこと言ってる
ファンへのdisがなんかさだまさしとかきみまろみたい
腸は第二の脳とか言って
そんなこと言うロッカーになるなんて思いもしなかったみたいなこと言ってたけどw
許せてしまうもんですなあ
こっちも年ですからなあ
そこからの「おなか九段下」
もうそういうので笑ってあげるのワイらぐらいやで??
と言いつつめっちゃ笑ったけど
わたしもいつまでもダジャレとか親父ギャグから離れられないんだけど
それ絶対吉井和哉のせいって最近よく思います

でもそこからRED LIGHTとかいっちゃうんだからずるいわー
それでめちゃくちゃかっこいいねんからあかんわ反則やわ
セルリアの丘もほんっといい曲ね 美しい

そいで!!!!次!!!!パンチラ!!!!
わたしが初めて生イエローモンキーを見たのは
パンチドランカーツアーだったので
その1曲目だったパンチラは、わたしがもちろん初めて生で聴いた曲
感慨深いね
今の彼らが歌うパンチドランカー
でもめっちゃくちゃかっこよかった しびれた
またこの曲をやろうって気になってくれたのが嬉しい
あのツアーは素晴らしかったけどトラウマだし(ファンにも本人たちもたぶん)
それを乗り越えてこそなところがあるから…
はーしかしかっこよかった

sweet&sweetも武道館みある
アンサンブルがたまんねー
太陽が燃えているをやってくれたのも嬉しい〜いい曲〜泣いた
えらい早くに披露されたsuckはあっさりバージョン
それもまたよし
ギターフェラは見られなかったけどw

Fatherも地方でやってたみたいだけど
ここでやるのかー
いやーいい曲だなー泣くなー泣いてばっかりいたなー映画館で

フリージアの少年も大好きな曲
たらららったたららららーのところでは
マイクから離れていくのも「7」を彷彿とさせる
途中で歌うのやめてたところに年月を感じた

BBAもおしっこ近かったのでこれ終わって本編終わりぽかったので
ダッシュでトイレ
無事にアンコールに間に合う

This is for you これはやっぱりメカラでやらなきゃだめなやつ〜
楽団もいる〜
最高によかった 泣いた
真珠色も最高によかった 泣いた
SLSも大好きな曲なのでうれしかった
この年になってもソロのところでライダーごっこしてるの最高
そういうあなたたちを2017年も見せてください
砂の塔も、フルでオケつきは初めて
すっごくよかったな〜
やっぱりテレビじゃなくライブで歌うといいなあ
あらためて、この日はよく歌えてた印象
しっかり声も出てたし、ライビュで音はずしてたら厳しいなあって思ってたけど
全然そういうこともなく満喫できた
さすがだなあ

おそそブギウギからのアバンギャルドも年末!!!!
今年のうちにー!!!!
ほんと会場で踊りたかったよ〜

ASIANも鉄板
最高のイエローモンキー締めくくりだった

シーモンキー
性病タンクトップ
コンジロー
ヒーセの人形焼
エマの種
おアニー
まえ うしろ エマ
F1レーサーに対して後藤久美子みたいな気分とかいう吉井
そんなこというからお前らロビエマとか言われるんやからな!!!
って逆ギレの気持ち
おしりとおしりでおしりあい
エマの投げキスをねだる弟
マイクこする弟
いろいろ印象的なシーンやアホMCはありましたが
特にじーんときたのは
ファンをdisりながらも
一緒に冬を越えてくれてありがとう
という一言
これはね〜泣いたね

そう考えるとこの1年はまさしく
ファンにとってこの世の春だったなあと
ドリカムの曲で
「想像もつかない毎日が音立ててやってくる」みたいな歌詞あったけど
まさにそんな感じ
「イエローモンキーが存在する」
っていう、もうありえないと思っていたことが現実になって
こんなに嬉しい、楽しい1年ってここんとこなかったよ

最大限のありがとうを言いたいです


帰りはどうしても誰かと感動を分かち合いたくて
映画館から出るエレベーターを待っていたときに
隣にいた1人の女の子に声をかけてみたら
実はめっちゃにわかなんですってことで
アリーナツアーのコンサートスタッフのバイトをしてて
そのときに聞いて、これはやばい好きになるって思って
それからもうイエローモンキーしか聞いてないっていう
大学生、二十歳の女の子でした
たまたま声かけた子がそんな新しいファンでびっくりしちゃったよー

メカラウロコはコアファン向けのライブなので
さぞかしびっくりしたのでは、楽しめたかなと心配になったけど
this is for youがいちばん好きな曲なのでうれしかった、と
ファンになってから全部聞いてくれたのかなあ
なんか身内でもないのにありがとうって思ってしまったw
15歳も年下の子だもんなあ
同じ空間で楽しめてよかったです ありがとう
これからもおじいちゃんたちを応援してね

そんなほっこり気分で帰宅したのでした

てか東京ドームて!!!!

ひとつひとつ
トラウマを塗り替えていくんだね
付き合いますやんか!!!
遠征しますからね!
2017年も楽しみです
本当に本当に心からありがとう

毎日死ぬほど暑いですね
わたしはとうとう人生初といえる長期お盆やすみに突入しました!

まあ去年は盆どころか人生自体のやすみみたいなもんだったのであれですけど

これまではお盆期間だって、まあ2日か3日ぐらいうまくいけばやすみはあっても
連続した休みじゃなかったり
まあ盆と年末年始は、実家に帰らなきゃいけない既婚者たちが優先されますし

そういう苦い思いを経験してきたわけですけど
今回はとてもでっかい企業に(派遣だけど)お勤めしはじめたので
9連休〜〜〜すげ〜〜〜
メーカー系ってがっつりなんですねえ
そのかわりここから先たまにある祝日が振替で出勤になったりしますけどね、ええ
あと休めば休むだけ給料はないからね…

けどそれでもいいのです
働いた分だけの給料で
前なんてあんだけ働いてあんだけかよって感じでしたからね

いまのところに勤めだして1ヶ月たちました
まあなんとかうまくやってますたぶん

みんな親切で丁寧に教えてくれるし
なんやかんやほんと親切にしてもらってます
長くいる人たちからするといろいろあるみたいだけど
わたしはずっと文系社会でしか生きてこなかったので
理系の人たちばっかり周りにいるのがもう新鮮で新鮮で
みんなわたしの理解を超えた話をしている!!!!ってのがふつうだから
リスペクトがすごいです
そういう気持ちをなるべく忘れないように素直に生きたい

しかしネジの種類があんなにあるなんて
それだけでもなんか新鮮なのです
たぶんその業界の人にとっちゃ当然のことなんだろうけど
そういう世界は初めてなので
JISの規格のねじのハンドブックあんな分厚いの2冊もあるんだぜ〜〜〜すげ〜〜〜

AUTOcadってやつにもだんだん慣れてきました
まだいまいち何描いてるかわかんないけど
図面もバリバリ読めるようになると面白いだろうなあ

いわゆる国家機密にかかわるようなセキュリティの厳重な仕事なので
詳しくは言えませんが、おもしろいです
まあわたしはなんのこっちゃ何もまだ理解できてないので
情報漏洩もクソもないレベル

9日もお休みしたらもう働きたくなくなっちゃうかもしれないけどw
今週はそれなりに、お友達のおうちでイエモン上映会したり
インテ前日に遠征してくるお友達とごはん食べに行ったり
親戚とそのおともだちとホテルディナー行ったり
インテで本出したり
いろいろ楽しみも待ち構えているので、満喫したいです

今日は早速、前々からやらなきゃなあと思ってた洗面所の片付けができてよかった
充足感のある盆休み初日が過ごせました

「復活」ではなく「新たなスタート」 THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR関西公演総括

15年ぶりに開いた宝箱は、しまった時よりパワーアップしていた!!!
それが、率直な今の気持ちである。
自分の感性とか、時代とか、環境とか、変化とか、成長とか。
そういったものがないまぜになって、今がある。
2016年7月は、15年という月日の大きさを改めて感じる1ヶ月だった。


2016年1月(奇しくも申年)、突如発表されファンを歓喜させた、ザ・イエロー・モンキー15年ぶりの再集結。5月の代々木公演から始まったツアーも7月に入り、ようやく関西で公演を目撃できた。
私自身も、解散前からライブに通ってきた筋金入りのファンの一人。解散の発表時には怒りをぶつけ、ソロに複雑な思いを動きながらも、メンバーが仲違いしていないこと、各々元気そうな様子を見て、「いつか」を、心の底では期待していた。
けれど、彼らは安易にそれを選択しなかった。とても大事で、大事すぎて、活動を休止して再開させることができないまま、その宝物が壊れる前に自ら壊したバンド。それがイエローモンキーだったのだ。
デビュー20周年だとか、解散したはずのバンドなのに折に触れ特集などが組まれると、メンバーはイエローモンキーについて忌憚なく語ってくれるようになった。
それでもやはり、「バンドが本来持つDNAが発揮されないならやってもしょうがない」(吉井)なんて言うもんだから、やっぱり再結成っつーのは難しいのかな、なんて考えてもいた。

再集結が発表されてから、この半年はこの日のためにあった。
代々木初日を迎えて、わたしは小さなパソコンの画面で彼らの再集結の幕が開くのを見たけれど、それからも、自分が生で見られる日まで、日本や世界に何事もなく、自分も、そして何よりメンバーも健康でいてくれること、それを祈り続けた。大げさだけど。

2016年7月5日、大阪城ホール
カウントダウンが0になり、バラ色リミックスが止まり、プライマル。のイントロが流れた瞬間、わたしは15年前のわたしと同じ気持ちになっていた。
けれど、15年も経てば何もかもが違っている。
イエローモンキーを見に行っていたころには、まだ人前でギターを弾いたことはなかったし、
ライブハウスに行ったこともなければ、フェスにも行ったことがなかった。
大学に進学した。社会人になり、新聞記者として9年働いた。
ニートもやった。アニメにどハマりして同人活動までするほどのオタクになった。
そして2016年のわたしは、パンチドランカーツアーのころのメンバーと同じ年の頃になっていた。
ライブの演出は飛躍的に変化し、リアルタイムでレポを知れる環境になった。
プライマル。のイントロからしばらくは、涙でステージが見えなかった。

ステージに立つは、15年分の回り道、いや成長を遂げてきたメンバーの姿。
けれど、スタイリッシュなルックスは往年のままだ。
いや、深く刻まれた皺はもちろんあるし、どこで調達したんだっていうギラギラした華やかな衣装はあいかわらず時代に合っているものではないけれど、すらりとした容姿のままファンの前へ姿を見せてくれたことには感動を禁じえなかった。

会場を埋め尽くしたファンもそうだ。それぞれに、15年の重みがある。あるいは、初体験に心を踊らせる人も。
それが、異様なまでの熱気を生み出す。

ツアー2ヶ月を経てきたステージ上の彼らは、あくまで自然体だった。
一度は崩れかけ、持ち直そうとしたがうまくいかず、壊れる前に失くすことを決意したメンバーたち。
当時は悲しくて、腹立たしくて仕方なかったそれが、正しい決断だったこと。
もはや解散すら、通過点のひとつにすぎなかったこと。
再集結というドラマチックな展開のために解散したのではないかと思わせるほどに。

それが、3時間を通して、圧倒的にねじ伏せられるような、そんな内容のライブだった。

過去のトレースだけではない「今」の表現。
円熟味を増したパフォーマンス、というよりむしろ、彼らの無垢なまでの楽しげな姿が胸を打つ。
彼らこそが、誰よりこのリユニオンを心待ちにしていたのだろう。
再集結にあたり、吉井和哉はメンバーにこう持ちかけたという。
「イエローモンキーじゃなくてもいい。この4人でバンドがしたい」
そんなプリミティヴな喜びが、ステージ上に満ち満ちていた。

振り返れば、当時からけったいなバンドだった。
洋楽かぶれのルックスでありながら、歌謡曲的なメロディーを得意とし、どのジャンルにもカテゴライズできない、唯一無二さ。
新しいようで古く、古臭いようで最先端。オリジナリティ。
そのせいだろうか、今こうして復活しても、そういった意味での変なタイムラグを感じないのだ。
それは彼らが貫いてきたバンドとしてのスタイルが、とりもなおさず普遍的だったという証だろう。

15年を経てパワーアップしたものもある。
各々の演奏力はもちろん、歌詞のメッセージ性が持つ説得力が、尋常でないほど増しているのだ。
「日本も、皆さんも、僕たちも、いろいろあった」
MCで吉井が語る通り、この15年で、価値観が崩れ去り、反転するような出来事がなんども起こった。
それでも、だからこそ、吉井が普遍性を込めたメッセージが、今になってさらに大きな力をもって響くのだ。
「JAM」だけでなく「バラ色の日々」が各地でシンガロングされているのがその証拠だろう。

「15年間、ワインのように寝かせた」バンドと、そしてその音楽は、メンバーの中で、ファンの中で、15年という月日とともに膨れ上がり、復活の日を迎えた。
こんなバンドが、これまでにあっただろうか?
もはや復活などにとどまらない。
これは新たな物語の始まりだ。
やはりイエローモンキーは、新しい日本のロック史を切り開くバンドなのだ。

一度はなくした「イエローモンキーの存在する人生」
2016年になってまさかまた、「イエローモンキーの存在する日々」が来るなんて、奇跡以外のなにものでもない。
彼らがこれから作る物語をともに歩めること、何よりも幸せだ。
大げさだが、生きててよかった、そう感じられる1ヶ月だった。

THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 神戸ワールド記念ホール 2016072627

さて、大阪に続いて神戸2デイズも参加してきましたのでレポをば
またしてもだらだらとしたとりとめのないものですので
好きな人だけよろしく

この日はなぜか朝からものすごく体調が悪く
薬をまともに飲んでなかったせいか、はたまた緊張か…
ライブに行けるのか?ってくらい会社で調子が悪くて
いやほんとまいった
まあ結果的には行けたんですけど
お昼にランチパック食べるのも1枚しか食べられなくて
なんとかライブ前に残してた分食べた、それぐらいしか摂取できないぐらいには

会社が会場に近かったもので面倒だったしタクシーでびゅん
17時20分ぐらいには会場に到着
友達のミチルちゃんが18時すぎに来ると連絡があったので
まずは物販!
ガラガラ〜やったー
結局欲しくなったオメンティ(お面の柄のオーライTシャツ)を購入
タワレコブースを探して、そこではエマのソロプロジェクト「brainchild’s」の最新作をゲト
サイン入りポスカももらえたーやったぜ!
このために買ったようなもんだけどねw
ちなみに翌日早い時間には配布終了してたみたいで滑り込めてよかったなー
スプリングツアーのDVDも探してたのに見つけられなかったので買った
チケット代がミチルちゃんから返ってくるから事実上無料みたいなもの(オタクの極論)
クリアファイルももらえました

小雨が降る中傘をさしてひとり待つ我
ミチルちゃんはいろんなトラブルがあって18時どころか18時半にやっと三宮を出られるかどうか、と連絡があってギャース
まあ結果的には三宮からワールドは10分とかなので間に合ったんですけど
そらもうヒヤヒヤもんでした
待ってる間にやったファンクラブ会員向けのスクラッチではステッカーあたったんでよかったけど

体調悪いねん〜まったりみよ〜て言いながら会場入りしたら
スタンド席ではあるんだけど、大阪と似たようなとこだろうと思ってたらその対角上
つまり、めっちゃステージサイド!!!!
いや、真横ではないんだけど、アリーナだと10列相当って程度の前の方!
しかも!!!!エマ側!!!!!!!!
着席した瞬間わたしの体調不良は吹き飛んだ(まじで)
これこそ奇跡と呼ばずしてなんと言おうか

カウントダウンも60秒を切って大盛り上がり
やっぱりオープニングのプライマル。はとにかく興奮する
今回も泣いちゃう
ステージ近いとスクリーン向こう側のシルエットだけじゃなく
結構メンバーの姿が透けて見えて感動もひとしお
幕落とすスタッフまで見えるぐらいだったし
毎度この瞬間は大絶叫しちゃうよ〜

間髪入れず楽園、結構エマが出だしはサイドの方来てくれた
ぎゃーぎゃー叫んじゃったよー
うちらのエリアをすごく見てくれて、もうなんだったら目があったからね!!!!
絶対こっち見た!!!
まあ3列ぐらい前に親子連れがいて、わたしの斜め前の女子もよく踊る子だったから
そのへん見たのかもだけど、
わたしもエマちゃん見てるとついエアギターしちゃってるときがあるから
それを見たんだと思いたい!!!!思うのは自由!!!!
とにかく笑顔でこっちを見てうなずきながらギター弾いてくれるのがもう嬉しくて嬉しくて
死んじゃうかと思った〜

ラブコミでは結構吉井もこっちに来てくれた
ステージ遠いととにかく私はエマばっかり見てるけど
近くに吉井が来るとさすがに見るじゃん
だからやっぱかっこいいなーってのと「細!」ってびっくりした
パンツピッチピチだよすごい
だいぶ歌わせるよね楽しい

ZOOPHILIAは相変わらずみんな言うほど踊らないよね
これこそ初期でレアだしイエローモンキーの踊れるロックだというのにもったいない!

ここまで一気にやってMC
会いたかったぜ神戸ただいま!的なやつ
初めての人も結構いるし大阪行った人も多いのか
これまでにやってないやつやるから!つってものすごく会場がどよめく
そして始まったのは重いビートのTVのシンガー!!!!!
アガる!!!!
SICKSの曲だしエマの曲だし、歌詞も覚えてるもんだなーめっちゃ歌える
(迷惑になるから口パクでね)
前やってたライブアレンジのままって感じ
ギターから始まってリフが結構速めでちょっと走り気味というか、
それがまたよりスリリングでかっこよかったなー

そのかわりか、Tacticsはけっこうしっかり刻んでむしろどっしりした感じ
コールアンドレスポンスが楽しい
今日はわりとCDどおりのフレーズ多かった気がする、吉井の歌とか
徐々に、理性を飛ばして、野性に、って煽ってた

そしてまたMC、ここでは結成の話をする
89年に今のメンバーになって、最初はベースをやってた、いろいろあった、みたいな感じから
その年はちびまる子ちゃんが始まって、レトロで斬新だと思ってたけど今じゃお茶の間の定番、
みたいな話に
イエローモンキーもそれにあやかりたいみたいな流れだったかな?
幅広い年代のファンが増えて、親の洗脳で全部歌えるお子様がいたりして素晴らしいとかなんとかw
そんなイエローモンキー最古の、四十八手が詰まった曲、家族を亡くした女性が娼婦になる歌、Lovers〜がスタート

ちょっと気になってたエマのギターのハイフレットのチューニングがこないだより改善してた気がする
てかやっぱり毎公演どんどんパフォーマンスがよくなっていってるのがすごい
吉井の歌もいいし

続いて娼婦シリーズ麗奈
やっぱりかっこよすぎる、この曲こそイエローモンキーにしかできないロックよ
今日は「欲しいものは手に入れたいのさ」が2回あったw
ギターソロ最高

そしてエマタイム
間近で見るとますます圧倒される、陶酔…
カナリヤも沁みる
宇宙船は今日も叶姉妹
ロビンとエマの足上げもかわいい
花吹雪も最高

空の青はやっぱり作曲したエマが歌ってるのが見えると、泣いちゃうなあ

そしてオーライ前の映像
逆回しのあれかっこいいよね
映像も好きだ
ペンライトで準備オーライ!
前で見てて、スモークがすごいことを知った
中指ネイルアップからのチュッで俺は死んだ
俺は!死んで!よみがえる!
アイリブ!アイダイ!アイリブアゲイン!!
そう去年のこの日は奇しくもミチルちゃんとV8キメに行った日なんだぜ
もうほんとに俺は死んだ
エマたそ〜〜〜〜

そしてスパークでボルテージは最高
一時停止するとこのロビンかわいい
見て見てはブラウン管みたいないっぱいのビジョンが好き
ごっつんこしてるヒーセとエマほんとかわいいし和む
とにかくエマはアニーのとこにもよく行くし
すごい楽しそう
吉井によっかかって弾いてるのも最高だし
やっぱりロビンの隣はエマ!!

そんでサックとかもう死んじゃう
アニーは今日もいい顔
アニーのタンクトップに「もうタトゥーにしちゃえば?」つっててわろた
今日は紹介の順番をアニーからの鶴ちゃんでなくエマ、ってして焦るエマ
「違う日もあるんだよ!」っていう吉井w
エマは今日は白いコートに花柄シャツだったんだけど
「見てくださいこの花柄おじさん」って言われてたw
花柄おじさんじゃなくて王子様です(激おこ)
「ダンディですダンディズムです、レスポールがいちばん似合う男です!だからダンポールです!」
って変な造語したせいでエマがツボっちゃってめっちゃ笑ってたw涙出るほどに
「ダンディなのにときどき森の小動物に見える不思議な男」みたいなことも言ってて
それはマジで共感して首もげる
あとワウが邪魔って言ってエマが怒ってたりw

ヒーセには、ヒーセがいてくれたから自分はボーカルになれたって言ってた
鶴ちゃんはソロの終わり方が下手くそで、そんなセックスしてんだろ!って言いがかりつけて
吉井失礼すぎるwwwってチョーウケた
つるちゃんのソロでヒーセが踊ってるの見えてすごいかわいかった
ヒーセこっち来ておしりふりふりしたりしてくれた
サックそろそろ1時間超えるんじゃwww

バラ色前のMCでは、
神戸に最後に来たのはパンチドランカーツアーで
113本もあってバンド的にも休養が必要になってしまったんだけど
2001年に東京ドームでやって休止して2004年に解散した
当時は「イエローモンキーの解散があなたにとって最大の暴力でありますように」なんて言って、
そのときはかっこいいと思ってたんだけど、こんなに大好きな(大事な?)ものまでなくして、
でもこんなに待っててくれて、
でも、こんなこと言うとまた怒られそうだけど、
その解散があったからこそ今回のツアーができているというか
みたいな感じの話をしてた
メモってないのでざっくりね
感動したけど
ツアーは2年後、客「えー」
だったら来年やったら来るのか?!いくー!!!!
じゃあ緊急会議だ!
みたいな流れで笑った
バラ色は今年聞くと本当にいろいろ沁みるなあ

エイジアンの特効も近くだとびっくり倍増
はあ楽しい

アンコール開けはなんと!!!!パール!!!!!
めっちゃ嬉しかった〜
パールすごい好きだよ、いいよ、2016年に聞くパール最高だよ
けど冷静になったら、ロマンティスト削られたんだってなって悲しかったけどw
削ってほしい曲なんてない
増やしてほしい曲しかないんだもんなあ

BURNの炎はステージ後ろとサイドから出てるだね
かっこよかったな〜〜〜〜〜
吉井の声もよく出てるし

ブリ、犬小屋、そして
「神戸を思って作った。イエローモンキーのロックンロールアンセムです!」
つってJAMで締め
今日も最高のライブでした

とにかくどんどんベストを更新してるのがすごい

エマはめっちゃくるくる回ってて身軽
足も開くしあがるしかっこいい
双眼鏡のぞいてると顔は確かに老けてるけどもw
ほんとに色気がだだ漏れで、でもかわいくてかっこよくてもうどうしよう
顔で弾いてるのもかっこいいし

あと吉井がどっかで前川清歌ってた

エイジアンの最後かな、エマとヒーセの間から吉井が割り込んで
二人を抱いてビジョンにアニーもうつる
あの瞬間が最も幸せだよなあ

帰りはポートライナー混んでて大変だったけど
出てすぐ物販あったから明日のためにまたタオル買い足してしまった

あーいいライブだった最高だった

さてそして2日目
初日のような体調不良もなくひと安心
仕事はしんどかったけどな!

2日目も同行者あり
実は今の勤め先に行き始めてまだ2週間ほどだったんだけど
ロッカー隣の、隣の課の先輩が、わたしが大阪で買って、通勤に使ってた
ツアーグッズのイエローモンキートートに気づいてくれて!
「もしかして神戸行く?」つって!!!
先輩は2日目だけチケットとってたのが、ライブのある週の月曜にわかったのです
これすごくない?
勤め先は大企業だから、きっとライブ行く人他にもいるんだろうなあとは思ってたんだけど
まさかロッカー隣にいるとは思わないでしょwww
運命すぎるw
てことでそのとき約束してたのでした

時間たっぷりあるのでポートライナーを使ってのんびりと
物販もちょっと並んだぐらい
さすがに私はもう買わなかったけどw
先輩はちょっと年上なんだけど、2枚目ぐらいからイエローモンキーのファンだったみたいで
でもずっとタイミングがあわなくてライブには行けないまま解散しちゃったらしい
だから今日が初めてってことで、すごい〜!
セットリストなんかの情報も全然入れてないらしかったので、ネタバレを避けつつ
チケットは別なのでお互い楽しもうねって分かれて入場

今日でわたしも今回のツアー参戦は最後
座席はアリーナの、後ろから数えた方がはやいという40台列
身長チビだしクソ席確定だけど唯一のアリーナだし
もう見える見えないのレベルじゃなくてお祭りを最後に楽しんどこうって感じで会場入りした
でもエマ側だからうれしい!
早めに会場入ったらまだカウントダウン始まってなかった
どうやら10分前?ぐらいからみたいだね

隣の男の子もひとりだったので、隙をみて話しかけてみたらいっぱいお話してくれた
他にも行った?って聞いてみたら
わたしとまったく同じ、大阪2日神戸2日で今日が最後ルートw
小学生のとき、ブリリアントワールド聞いてファンになったっていう渋い子だった
今回は毎公演どんどん良くなっていっててすごいですよね!とか
おんなじような感覚で見てたので共感できて楽しかったなー
日替わり曲のことで盛り上がったりとか
けど察するに、いってても20代半ばから後半ぐらいだよなあ
若い…

男の子のファンに聞いてみたかった、Suckの絡みについて尋ねてみたら
「いや〜、50なんやなーって見てます」って言ってておもしろかったw
吉井ソロとかも行ってたみたいだし、ちゃんとメンバーにさんづけして呼ぶし
興味深かったわ
今回のツアー見ててアニーがめっちゃかっこいい、いいキャラやーって言ってて
アニー愛されてるぜ

お兄ちゃんもとてもノリのいいタイプでガンガン腕あげて楽しんでたので
こっちもやりやすかった、ありがとー
しかし開演するなりアリーナめっちゃ暑い酸欠なりそ
そして予想通り何も見えんw!
一体感はあるけどわたしにとっての良席はやはりスタンドと悟った

今日のエマは黒い方の衣装でタマムシ色みたいなパンツのクールエマさん
ロックスターやってくれて嬉しくて飛び跳ねまくってたら
神戸で買ったばっかりのショルダーつきポーチのひもがちぎれたwww
だからめっちゃ結び直しながらロックスター踊ってました

そしてチェルシーがなくて、なんとなんとサイキック!!!!
にいちゃんと「うおおおお早速きたねえ!!」つって盛り上がる
それにしてもよく歌詞覚えてるな(自分がね)
最初の短いMCがあって、今日はAHENがあった
なんかみんなおとなしくない??
はじっこの席だったからライブハウスばりに踊りまくったぞ

Tacticsは結構歌詞間違いがあったようなw
Lovers前の結成MCは結構長め

89年にこのメンバー構成になった
ヒーセがベースを弾かせろって言ってきて上下関係がいろいろあってっていうと
スクリーンにうつされたヒーセがめっちゃ首振ってるw
エマが入って1週間で電話してきて「俺やっぱやめるわ」ってエマのモノマネでいうロビンw
アニーが引き止めてくれるかと思ったのに
「それは兄貴の自由だから」つってとめてくれなかったw
前のバンドでも兄弟でやって失敗したから別にいいやって思ってたのかな、っていいかけて
いや失敗はしてねーなとか言いながら、
歌もっとうまくなる、練習するからなんとかいてくれって言ったみたいな話をして
俺すげーしゃべってるな、もうツアー終わるから寂しくてしょうがないんだよ!ってロビン逆ギレで笑うw
そんなバンド最古の曲、イエローモンキーの四十八手、でLoversへ
これほんと何回聞いても大好きだわ
この複雑な感じがイエローモンキーっぽいんだよね

そして今日はFINEの日、あ〜〜〜かっこいい
今日がいちばんギターの音というかハイフレットのチューニングもましな気がする
スタッフがちゃんと外音聞いて調整したのか、それともわたしが今日はじめてアリーナから
聞いてるからなのかはわからんけど

ペンライトもちゃんともってくれたので最後までオーライ楽しんできた
やっぱ新曲で盛り上がれるってサイコーだね
会場とメンバーがモニターにうつるのすごい感動する

Suckは時計を見ててみたんだけど20時35分に始まってまじで21時すぎるまでやってるからすごい
今日もソロたっぷりじゃ〜
流し目ビーム往復、昨日もやってたけどかっこよすぎて死んじゃう
もうほんと殺せ!!!殺してくれ!!!って感じだ笑魔
今日のロビエマ笑は、ロビンが後ろからエマに抱きついて、前に回って
マイクでギターうぃんうぃんからのぺろぺろ
出会ったときからギターがうまくてセンスがあって天才だと思ってます!つって
あと、つるたかちゃんも神戸出身だって知った

バラ色前のMCでは神戸の話も
smileのプロモで大阪に来る予定だった日に阪神大震災が起きたとのこと
そんな神戸も以前のすてきな姿に戻りつつあり、また変わったところもあると思います…
とかなんとか
完全に戻った、みたいなことを言わなかったあたりに誠実さを感じた
わたしが初めてイエローモンキーを見たのも
たしか高校2年の神戸だったんだよ
パンチドランカーツアーの神戸公演
あれも7月だったんだ
あのときはこくさいホールがまだ仮設で、ハーバーランドにあったんだもの
なんかしみじみしちゃった

あと、そのMCでかなあ、解散しません宣言して
ザ・イエローモンキーの(苗字)/よしいか(ミドルネーム)/ずや(名前)です
つってw
なんでもいい、イエローモンキーってつけば
イエローモンキーのってつくと無敵になれる気がするんです
って言っててね、感動した

そういえばオーライのコーラスが結構エマなんだけど
昔はだいたいコーラスがひとりのときはヒーセってのが多かったのに
今回結構エマのコーラスあるから
それもソロ効果なのかなって

アンコールは今回もパール
ロマンティスト聞けなくなったから、ほんと大阪も行っててよかったなあ
映像もちゃんとついてて、真珠っぽくてきれいなんだよ
ラブショーで盛り上がり、ブリで泣き
犬で最後に踊り狂ってJAMで締める
今日もベスト更新だ
最後にお兄さんと楽しかったね、またいつかどこかでって言って別れた

本当にすばらしいライブだった〜〜〜〜!!!!

今度はこんな細々としたやつじゃなく、
関西公演と、テレビと、雑誌インタビューの総括みたいなやつ書きます

THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 大阪城ホール 20160705-06

イエローモンキーとわたしの絆(笑)がいかに強いかは
前項で余すところなく語りましたが
そんなわたしの、15年半ぶりの生イエローモンキーでございます
一言でいうと、まあ、マジでスーパーだったわ、っていう

2日間の記憶をたどりつつレポしておきます

今イエローモンキーつながりの友人たちはみんな
ツイッターで知り合った人たちばかり
そのうちの、名古屋ですでに生モンを体験したひとりから
「前日に必ずJAPANを読んでいけ、余計に尊さが増すぞ」とアドバイスされていたので
その通りに前日はJAPANをしっかり再読

当日は、これまたタイバニつながりでイエローモンキーファンだと知った友達2人と
一緒に行く約束をする
彼女たちは一緒にチケットを取っていて私はぼっちだけど
こうして前後にご一緒してくれる友達がいてくれると心強い
東京から遠征してくるめいさんと京橋で落ち合う
お互いオタクなので、アニメイトに付き合ってもらったり
あと紀伊国屋で、イエローモンキーの別冊インタビューがついてくる音楽と人をいち早く購入した

同行の彼女たちは代々木初日で再集結後の生モンを一度体験しているけれど
わたしは今日が15年半、大阪ドームぶりの生モンなので、物販も欠かせない
というわけで先に物販へ行く
この日は猛暑日で午前中から35度を超える暑さだったことと平日だったせいか
それほど物販の行列もなく、17時半ごろですんなりとレジへたどりついた
すいていたのでもちろんクレジットカード決済を選ぶw

この日着て行ったのは、
スプリングツアーのときのグッズだったDJブーンとかのころのやつ
ノンドくんTシャツ?だったかな
(結局2日間で同じTシャツの人は誰一人会えなかった)
1着しかなくて明日の分がないので
デイリーTシャツの、タイガースカラーを購入
あとは、人気商品のマス(+おかき、というものすごく下ネタネーミングのグッズ)、
中にタオルとメンバーのデフォルメキャラシールが入った缶、
ショルダーバッグとして使えるタイプのポーチ、赤いリストバンド
などをゲット
ほんとはデイリーTくらいでいいやと思ってたのに…笑

そしてIMPのスタバが空いていたので、そこでめいさんと時間つぶし
イエローモンキーの思い出以外にも、いろいろと近況について語りつつ
18時半前になり、もうひとりのお友達、えりあさんが会社から到着
着替えとトイレを済ませて15分前ぐらいに入場した
あ、そういえばここんとこでかいホールでのライブはとんとご無沙汰だった上、
IDチェックされるようなチケットも初めてだったので
時間があるうちに先行ID認証を済ませていった これ便利だねー

二人はアリーナ、わたしはスタンドだったので中で分かれて席へ
スタンドだけどちゃんと双眼鏡も準備してきたし
むしろ低身長のわたしからすれば、スタンドの方が前を気にせず楽しめるもんね
イエローモンキーとの再会に沸く会場の一体感も堪能しよう

まあステージは遠いけどブロック最上段はしっこなので人を気にせず楽しめる
すでに500秒のカウントダウンぐらいになっていた

そしていよいよ60秒となれば、もう歓声もすさまじい
わたしもあのドキドキを一生忘れないんじゃないかと思う
そしてカウントがいよいよ0になり、会場にバラ色の日々リミックスのSEが流れる
もう盛り上がりは最高潮
このあたりからすごい号泣して本気でワンワン泣いてた
ついに「じゃかじゃーん」と、「プライマル。」のイントロのギターが!!!!
エマ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

幕にうつるシルエットが懐かしい、そして愛おしい
加えて、もどかしい!!!!!
もう涙でにじんじゃって全然見えないけどもw
もうほんとに、めちゃくちゃすっごいドキドキした!!

そんでようやく曲が進み最後のサビぐらいがあけて、幕が落ちて
メンバーの姿を、その後ろに4分割のビジョンがバーン!!!!と御開帳
ああ、この光景を、あれからぼくたちは、何度夢見たことだろう
そして、何度涙をのんだことだろう

彼らは決して仲違いをして別れたバンドではなかった
ただ、モンスターバンドになるにつれて、少しずつ歯車が噛み合わなくなって
ボタンを掛け違えて、その少しの積み重ねで、うまくいかなくなって
だけどイエローモンキーというバンドを愛していたがゆえに
その存在を永遠にするために、「活動休止」そして「解散」を選んだのだ
それが今、痛いほどわかった この瞬間に
当時は、さんざん休止して期待をもたせて結局解散したってことに
怒りをぶつけるしかなかったんだけど
本当に今こうしてステージに立つ彼らを見て
これが正しい選択だったんだと知った

ファン受けはあまりよくなかったプライマル。だけど
私は曲調も好きだし、結構よく聴いていた
だからこそ、彼らの生のプライマル。をこうして復活の一発目にもってきてくれたことは
何より嬉しかった
とても力強く響いた
(初日は泣いててほとんど前後不覚だったけども)

プライマル。が終わり2曲目は楽園
バンドが伸び盛りだった時期にリリースされた定番曲
あのギターリフが大好きなんだ
また生で聴ける日がくるなんてなあ
楽園の半分ぐらいまでワンワン泣いてたけど

LOVE COMMUNICATIONは、ベスト盤の1曲目だったから昔から好きな曲
このあたりからは、ただひたすら楽しくなった
感傷も何もかもぶっとばして、ただただ、高校生のころのわたしみたいに
単純にイエローモンキーのライブに来た、という感覚が戻っていた
好きだけど生で聞いた記憶はあまりなかったので感激

LOVE IS ZOOPHILIAも昔から大好きだったけれど
ライブで披露されるのは結構レアというか聞いたことはなかったので
セットリストが判明してから特に楽しみにしてた曲
だからめっちゃくちゃ踊った!
ベストにも入ってるからメジャーだと思ってたんだけど
わりかし回りはおとなしくてびっくり
こういうスタンダードなものもかっこいいのがイエローモンキーのいいところなんだよなぁ

AHENな飴玉は結構ライブではよく披露されるし
スプリングツアーあたりで聞いた記憶はあるけれど
相変わらずキレててかっこいい〜!
これぞイエローモンキーのエロス!!!
若かりしころには感じられなかった色気がムンムン
わたしのアイドルエマちゃんは、白いロングジャケットをひらひらさせて
ボウタイでおめかしして
齢50にして王子様でしかなかった
かっこいい…
AHENのカッティング、チョー好きだよ!!

そんでTactics
ライブでいつもやってた前奏の入るやつ
あ〜〜〜これがまたライブで聴けるなんてなぁ
コールアンドレスポンスが楽しい
イエローモンキーの魅力がたっぷりつまってるんだよなあこれも

Lovers on backstreetも昔から好きな曲
でもあんまり私が行くライブではやってくれなかったような気がする
イエローモンキーで現存する一番古い曲
家族を亡くした娼婦の歌というイエローモンキーらしい曲です
と言って始まったその曲
オクターバーのきいたエマのギターの音色が大好きだっ
しかし初日は結構ミスってた記憶
ロビンが歌詞を飛ばし、そのあとソロのあたりでエマもヒーセもちょっと変だったとこが
あったような気がしたんだよね…
(ときどき変に冷静w)
まあでも名曲であることに変わりなし
本人たちが言うようにこれまたイエローモンキーならではの曲で
吉井も「イエローモンキーの四十八手が詰まった曲です」って言ってたのが
相変わらずで面白かったなぁ


そっからの「麗奈!!」キターーーー
「薔薇娼婦麗奈」は昔から大好きな曲
これも、これぞイエモン!な曲
やっぱりこんな曲までやっちゃってた彼らはマジ振れ幅でかい…
ただ吉井が「この世は金、金さえあれば〜」のくだりを2回歌ったのが信じられなかったwww
いやイエローモンキーとしてのパフォーマンスはほんとサイコーなんだけど
正直吉井の歌詞飛ばしは「おいこら!!!たるんどるぞ!!!」てレベルの笑
ただこれは、ファンとしては待ってる間に聞き込みすぎたってのもあるのかもしれなくてだな
冗談ではあるんですけどw
でもついついこんな曲でも歌詞間違っちゃうからおっかしくて
エマちゃんのギターは相変わらず情熱的でサイコー
この曲のソロが大好きで大好きで…
まあこれまでにいちおうスプリングツアーで生は聞いたこともあったし
結構ライブではよくやってるからDVDなんかでも見てるけども
やっぱり今のイエローモンキーにやってもらえたのは良かったなあ
サイコーにかっこよかった
赤い照明の中で演奏する彼らはいちばんかっこいいなあとしみじみ

そして、エマさんがまるでシューゲイザー!?みたいな感じで
ギターをわんわんかき鳴らし始め
ある種また空気が変わり
よく聞けば球根のコード進行
という2016年版の「球根」がスタート
吉井がちょっと音はずした感あったけどそれもご愛嬌
進めるうちにちゃんと直ってたし
「球根」は初めて1位をとったすてきな曲だけど
それにしても、こんなにいい曲だったかな
年を重ねて聞くと味わい深い曲がまた増えていて
それもうれしいんだよね…これはブランクと復活ならでは

カナリア」も、「8」の中では好きな曲だったけれど
これまた良かったなぁ〜
平均年齢50なんてバンドがこうして若い気持ちを歌うのがすごく新鮮で良い
この年で聞くのもまた乙

ちょっとしっとりと聴き入る曲が続いたあとは「HOTEL宇宙船」
これも大好き!
なんかこれもちょっとぐだっとしたところがあった気もするけどご愛嬌
それも生の醍醐味なのよ
エマとロビンで足あげてきゃっきゃしてたのがかわいかった〜
めっちゃ踊った

SICKSの流れで「花吹雪」
ああ〜しみるなあ…
鶴ちゃんの新しいキーボードもすてきです
なんかステージの背景もきれいだった

「空の青と本当の気持ち」
これは昔からファンに人気だよね〜
エマちゃんの曲だし
イエローモンキーのストレートロックの中では特に至極
エマちゃんの浮遊感のあるギターも2016年にアップデートされてて素敵
ときたまレポで見かけるようにちょっとピッチが狂ってなくもない気がしたけど
聞いてる場所とかによるのかもしれない

ここで映像が入って、新しいイエローモンキーの「ALRIGHT」
ペンライトを買っていたのでスイッチをオン
まさかイエローモンキーのライブでペンラ使うとはなあ…
まあでもわたしの中にもこの15年で、ジャニコンとかドリライとかを通過して
ペンラ文化も取り入れられてたのであんまり抵抗なくw楽しんだ
スタンドから見るときれいだったしね
映像見るとやっぱりテンションあがるというか
ああ、ほんとに15年を経て復活したんだなあ…ってしみじみくる
そして準備?オーライ!!のコールアンドレスポンスをして
新しいイエローモンキーの幕開け!
誰もまだ聞いたことのない新境地を生で
すっごくよかったな〜
ソロの最中?だったかな、エマちゃんがカメラに向けて
中指?をアップにして見せてくれる
オーライのビジュアルの、黒と青のネイルをやってて!すてき!
しかもアップにしたときのお顔もかわいすぎる〜〜〜〜〜
(ちなみに初日の方がかわいかった)
倒れそうだよ〜〜〜〜〜

そこからはもう畳み掛けるようなロックナンバーの連発
「SPARK」待ってました〜〜〜〜!!よっ国宝!!!!
ノリまくっちゃったな〜もう かっこいいよー

「見てないようで見てる」も大好き〜
コールアンドレスポンスも楽しい
エマちゃんのソロもかっこいい
エマとヒーセが見つめあっておでここっつんこみたいにして演奏してたのかわいすぎた

そしてそして…待ち望んでた「SUCK OF LIFE」!!!
これもドームとかではやってくれたし見たことはあるんだけど
やっぱりすごいアガっちゃうよー
吉井のマイクスタンドまわし!!!!伝統芸!!!!
そして2016年版のギターフェラ!!!笑
ねっとりと絡む絡む
ぎゃー!って叫びながらめっちゃ双眼鏡でガン見してしまった!
あのころはそんな腐女子でもなかったからなあ…w
まあでもそれとこれとは別!
怪しい関係は大好きよ!
「終わりました」っていうのも面白いw

メンバー紹介では、アニーのドラムソロがすごかった
明日もあるのに大丈夫??って心配するほど長くて力強い
イエローモンキーの宝〜
ヒーセもイエローモンキーの屋台骨
この人がいちばんブレないもんね、安心できる
老いてますます盛んを体現してくれてるのも心強い
歌うようなヒーセのベースが大好き
エマちゃんもすごい長々と独壇場
なんか昔よりギターでも多弁になったような感じ?
相変わらずかっこいいなあ…
三国さんからバトンを受け継いだ鶴ちゃん
控えめなのがかわいい
吉井はときどきはずしてもちゃんと戻してくるし
歌詞がとんでも動じない
声もよく出ててすばらしい
ヒーセが「シュッとしたはる人紹介します」って言ってたのも面白かった
エマちゃんは「お殿様」って言われてた

次は「バラ色の日々」
結構歌わされるけどこっちも歌詞うろ覚え笑
でもなんとか歌ったよ!
出た当時から好きではあったけど
この歌も年を重ねるとますますしみるものがあるなあ…

「悲しきASIAN BOY」
そして本編ラストはエイジアンボーイ!!!
イエローモンキーといえばこれでしょ!!
この曲も初めてではないけどやっぱり毎回でも聞きたい曲だよね
イエッサー!もできたし、あのバンド名電飾も健在、どころかパワーアップ
LEDなんだろうか、色とりどりだし派手できれいだったな〜
吉井のハラキリポーズも
もー踊りまくった!!!

本編終わってアンコール
水がばがば飲む
そういえば始まる前まですっごいトイレ近くて
3時間の公演耐えられる気がしないって思ってたんだけど
全部汗で流れたのか全然問題なかったのでよかったw

アンコール1発目は、生で聴くことを心待ちにしてた大好きなデビュー曲
「Romanist Taste」!
オリコンチャート初登場174位!みたいな(数字は忘れた、2日目は200位台になってたw)
それで笑いを誘いつつ
そんなバンドがこんな大人気になるんだからすごいよ…て感動もありつつ
この曲ではおきまりのフリがあるんだけど
それをやりたかったのでうれしかった〜
わたしが行くライブでは全然やってくれたことがなくて
毎回ライブDVDでいいなあ…って思ってたんだよね
ライブ版がかっこよくてさ…
もう大感激だったよ〜

さらに「BURN」が続く
炎のあがる派手な演出
この曲も上り調子のいい時期に出たものだったし
やっぱりイエローモンキー独特のねっとりした色気や哀愁がにじみ出てて
謡曲風なのにやっぱり日本のロックって感じで
最高なんだよなあ…
これまた大人になるとよりぐっとくるわ…
エマさんのワウがかっこいい…

そしてちょっと小休止?じゃないけど「ブリリアントワールド」
バンド後期に出された曲で
もちろんとってもいいメロディーのいい曲ではあるんだけど
あんまり繰り返し聞いた記憶はない、みたいな…
他のファンもそういう人が多そうなイメージ
なんだけど、まあ聞けばやっぱり思い出すし歌えるもんだし
何より、今のイエローモンキーがやるとメチャクチャいいのよ…
そう、今回のリユニオンでとても感じたのは
後期の曲の輝きっぷり
寝かせた甲斐があったのかね〜笑?
いいものはやっぱりいいんだねえ…としみじみ
最高な世界へ〜
ほんと最高な世界へ連れてってもらったよ…ありがとう…と思うと泣けてくる

さあお次は「わたしたち、普通の野良犬から、スーパーな野良犬に戻ります!」
の吉井のMCで始まる「Welcome!!!!」の「犬小屋」
この曲結構ノるのが難しいんだよなついドラムばっか聴いちゃってw
アニーのリズムが大好き〜
ああ〜〜〜〜まじでかっこいいい〜〜〜〜〜

およそ3時間に及ぶ、平均年齢50歳の復活ライブとは思えない長く濃厚な公演もいよいよフィナーレ
最後は「JAM」
今は他に上回る大好きな曲が増えちゃったからアレなんだけど
やっぱりファンにとっては印象深い曲なんだよね
イエローモンキーのことを認識したのもこの曲ぐらいからなんで…
多感な時期にやっぱりぐっときたしね
大人になって、あれは問い合わせが来ないためのアナウンスなんだ、とか
嬉しそうに言ってはないだろ、とかいろんなツッコミや解説も目にしたし
いろいろ思うことはあるけど
今また特に「自分さえよければいい」みたいな考えの人が増えてるもんだから
そういうところで考えてしまうね
そういうモヤモヤをロックにのせた、奇跡の楽曲だと思うの
大人になってから久しぶりに生で聴くJAMも、心の奥深くまで届いたよ…

MCはどのあたりで入ったかとか全然忘れちゃったんだけど
「他のところでも言ったけど大阪でも言います、イエローモンキーは解散しません!」
って力強い宣言が何より嬉しかったし
通天閣ー!」っていうヒーセの掛け声も嬉しかったし
大阪を楽しんでくれてるメンバーの無垢な笑顔がありがたかった
ああ、あと「硬すぎず柔らかすぎず、これが大人のペnスです!」ってハッキリ言っててクソワロ


ほんとうにわたしたちの生活に、イエローモンキーが戻ってきたんだなあ…って
しみじみしちゃったよ…
感無量とはこのこと
そして明日もある!!!!
なんて最高なんだろう!!!!

終わってから一緒に来た3人で抱き合って喜んだ
代々木の初日と2日目のあいのこっていうかちょっと入れ替わってた曲もあったりして
やっぱりイエローモンキー最高だね…ってしみじみして
わたしは2人と別れ、京橋から帰路についたのでした
帰ったらちょうど0時だったけど
シャワー浴びてそのあと深夜まで
音楽と人を読みふけってしまった
復帰一発目のJAPANも素晴らしかったけれど
音人は個人インタビューが目玉で
こっちもまたボリュームがあって最高だった
いい仕事してる!ありがとう!
幸せな気持ちで眠りについた


2日目〜
遠征してきてるめいさんと昼すぎから合流して
ちょっと梅田で買い物を楽しんだあと
めいさんおすすめ、ルクアにある赤白さんに連れて行ってもらい
うわさのフレンチおでんっちゅーやつに挑戦
混んでたけどちょうど空席があって滑り込み
1時間半ぐらいかな、いい感じに腹ごしらえ
大根のポルチーニ茸ソースほんっとにおいしくてびっくりした〜
ローストビーフなんかも食べてガッツリ
ただ我々2人ともあまり健康体じゃないのでw
一杯ひっかけて、ができず、赤ワインに似せたぶどうジュースで乾杯
ワイングラスで飲むジュースめっちゃおいしかったなあ〜

そして18時すぎに会場へ到着
物販で買い足したいものはあったんだけど混んでたので
今日はさっさと入って中でだらだら開演までおしゃべりしてた
昔のペティコートレーン(ファンクラブ)時代の話とかして楽しかった
あのころはまだネットとかなかったから
電話かけて最新情報を聞いてたんだよなあ…とか笑
SNSができてからのイエローモンキーも初めてなわけだし
リアルタイムでその日の感想やセットリストがわかるなんて天国のような便利さだぜ…
今じゃ当たり前だけどね
イエローモンキーでそれができる日がくるなんて思ってなかったからさ!

さて2日目は昨日より少しだけ前のめっちゃ似たような席
両隣2人連れだし、なんか新参ぽい感じ?でアウェー感めっちゃあったんだけど
始まっちゃえば両隣ともノリノリだったし
水飲みながら結構お話とかできて杞憂に終わった
カップルで来てたらしい女の子は、中学生ぐらいのときに解散しちゃって
一度も見にくることができなかったみたいで
こんな日がくるなんて!って感激しどおし
かっこよすぎて涙出る〜って言ってたのが微笑ましかった
写真とか見たら確かに老けてるんですけどかっこよすぎですよね!?
って言ってきてくれたの率直で楽しかったよお嬢さん笑
カレピも楽しそうにしてました

もう片方のお隣さんも見るの初めてみたいで
菊地兄弟が好きなんです!って言って名前もよく呼んでたしよく盛り上がってた
わたしも当時高校生のときは若いファンだったんだけど
今回こうしてさらに年下の子たちが楽しんでくれてるのはなんだか嬉しかったな〜

2日目だったので「プライマル。」もだいぶ余裕をもって楽しめたかな!
でもやっぱり幕が落ちる瞬間はすっごい叫んじゃうしテンションMax

あきらかに演奏も歌も昨日よりいい
盛り上がりもいい
やっぱり2日目なんだなあ…笑

今日は日替わり曲で「ROCK STAR」が!!!!
これ他のところでやってなくて解禁じゃん!!!って思ってたしお隣さんにもそう言ったんだけど
実はもうやってたんだね
最初の2、3公演ではやってなかったからその情報でとまってたわごめんね…
でもやっぱりイエローモンキーのライブでは絶対聞きたいうちの1曲だから
やってくれて嬉しかった〜
相変わらずかっこよすぎ〜
嬉しすぎてここで体力使い果たすぐらい踊ってしまったw

そしてチェルシーガール
これもあんまりライブで聴けたことなかったんだけど生はかっこいいね!
楽しかった〜

麗奈にかわって「FINE FINE FINE」も
ジャガーの曲はどれも様になるな〜かっこいい
めっちゃ踊った〜

Lovers〜も昨日ミスったけど今日は歌詞間違いもそんななかったしさらに出来がよかった

あと「BURN」にかわって「LOVE LOVE SHOW」があったね
これで本格的にハマった曲だから聴けてよかった
これはパンチラツアーでも毎回聞いてたけど
これとBURN日替わりなのもったいないよね〜両日やってほしいよ…

SUCK〜は2日目の方がソロ短めだった
けどエマちゃんがさあ、流し目ビーム解禁してくれたのサイコーだったよ
「明日は七夕、ここで復帰後まだ解禁してなかった流し目ビームで真のイエローモンキーが完成する」とかなんとか(うろ覚え)
もうめっちゃ叫んで必死で双眼鏡のぞいてた
死んだ
しかし吉井和哉は軽率にエマちゃんの胸元に手ェつっこんで乳首つまむのマジでいいぞもっとやれ

エマとアニーで菊地ザイルしてたのおもしろかったしかわいかったし
最後に後ろからお兄ちゃんに抱きつくアニーかわいすぎるし
ロビンが両手でヒーセとエマ抱きしめて3人並んでるのも最高だし
これは夢だろうか…

初日と2日目の記憶ごっちゃになってるからこの程度にしとくけど
総合してほんと2日間とも素晴らしかった
完全に2016年の、いろんな回り道をしてきて年輪を重ねたからこその
イエローモンキーになってた
こりゃまさにスーパーだわ

そうそう〜嬉しいことがひとつあって
昼間に電車乗ろうとしたら、同じところで待ってたカップルのお姉さんが
イエローモンキーTシャツだったの
きた電車のガラスにうつって気づいてわたしがガン見しちゃったら
お姉さんもわたしの色違いのTシャツに気づいて微笑んで会釈してくれた
2日目楽しまれましたでしょうか

ずいぶん男の子が増えたなあと思いつつ退場するまでに聞き耳たててたら
男の子2、3人連れで
ずっとライブDVDで見てたエイジアンボーイ見れてよかったな!とか
そんな話が聞こえてきて、もう泣きそうだったよ…

2009年にイエローモンキー振り返りインタビューがあってさ
それで吉井和哉はこんなことを言ってたの
そのバンドが本来持ってるDNAが発揮されないんだったらやってもしょうがないって

それが今じゃこんなに純真無垢に楽しそうにやってんだから
DNA発揮されてるってことだよね
そういう時期が来たってことだよね…

113本のツアーで苦行、修行のようにすり減っていった彼らをリアルタイムで見てきたから
あんなに単純に楽しそうな彼らをまたステージで見られるなんて
夢にも思わなかった

本当に素晴らしい奇跡をありがとう

神戸2デイズも楽しみです

長々とりとめのないレポを読んでくれた方々もありがとうございます

帰りに物販並んでトートとタオルとバッジ買い足しました
トートめっちゃ便利だよすごい使える
通勤のおともにしてます
元気出る

もう一度運命のタイマーを回して いぶし銀の青春が動きだす 〜イエローモンキー復活によせて〜

新聞記者を8年強やって、ライターをしたあと無職になって初めての年越し
失業保険ももらい終わり、いよいよ仕事をせねばと思っていた2016年の1月
そのニュースは突然やってきた


ザ・イエロー・モンキー再集結


まさかと目を疑った
でも心のどこかでその可能性を捨て切れなかった自分もいた


どこから話そうか、イエローモンキーがわたしにとってどれだけ大きな存在かを


それこそ「バンド」という括りでは、初めて好きになったのが彼らだった
まずわたしの音楽変遷から語りたい

音楽に本格的にのめりこんだのは、中学2年のころ
小沢健二に出会ったのがきっかけだった
王子様キャラで売り出し中だった彼のキャラクターに惹かれたのだが
彼の音楽はホンモノだった
中学3年にあがる前の春休みに、人生で初めての「コンサート」を体感する
それが「オザケン」だった
(一時期それが恥ずかしいこともあったが、今となってはコアな音楽ファンに熱烈な支持を受け続ける彼の音楽に惹かれた自分のセンスに誇りを持っている)


そのコンサート直前に買った雑誌が、彼のどアップ顔が表紙を飾った
rockin’on JAPAN
そこからわたしの人生は狂いだす


まさに売れんとしているスピッツウルフルズエレファントカシマシ
ミッシェルガンエレファント
そんなバンドにその誌面で出会った
その中にイエローモンキーもいた


90年代中頃から後半にかけてはまだCDがよく売れた時代で
ゴールデンタイムに音楽バラエティも多く放送されていた


「太陽が燃えている」「JAM」「SPARK」「楽園」と立て続けにヒットし始め、
邦楽ロック史に残る名盤「SICKS」がリリースされ
そのタイミングでTRIAD時代のベスト盤2枚も世に出された


わたしはそんな97年、「LOVE LOVE SHOW」のPVのキュートさに撃ち抜かれ
本格的にイエローモンキーの虜になる
その夏には「BURN」もリリースされた
日本人なら逃れられない独特のじめじめした湿り気と憂いを帯びながらも
しびれるほどかっこいい楽曲
そのPVでは、寺山修司の「天井桟敷」的な雰囲気が全面に出されており
インタビュー記事で寺山に興味を抱いたわたしは、
そこからさらにサブカル方面へ足を踏み入れる


これまた中学3年ごろからギターを始めたこともあり、
演奏のかっこよさ、そしてルックスも含め、エマの大ファンになった
なかなか体得できなかったチョーキングができるようになったのは
イエローモンキーの曲で練習を積んだおかげだった
少ない小遣いからバンドスコアを集め、音楽雑誌を買いあさった
渋谷陽一山崎洋一郎、兵庫慎司、鹿野淳市川哲史、結城雅美…
今もこうして音楽ライターの名前だけわかるのは
このころ音楽雑誌を読みまくったからだ
なんとなく作家ではなくライターに憧れるようになったのもこのころからだった


しかし当時はしがない田舎の高校生
横浜アリーナから中継された「SICKS」の公演をブラウン管ごしに見つめるのが精一杯
ファンになったのち、直近に行われることとなったスタジアムツアー「紫の炎」は
残念ながらチケット争奪戦に負け、同じ部活の先輩の参戦を見送ったものだった


そんなわたしがようやく初めてイエローモンキーを生で見られるチャンスに恵まれたのが
98年冒頭に発表された、今振り返れば「解散の原因」となった113本という脅威の本数の
「パンチドランカー」ツアーだった


売れ線とは言い難いがどっしりとした重厚なサウンドとメッセージ、
シンプルなグッドメロディーのシングル「球根」は初めてチャート1位を獲得
わたしもツアーに行くべくファンクラブ「Petticoat Lane」(邦訳は岡場所)に入会し
7月の神戸公演(当時は震災後の国際会館仮設ホール)、9月の大阪公演、
翌年2月の大阪城ホール公演をおさえることができた
7月の神戸、9月の大阪はビギナーズラックで1列目と3列目だかで
完全に席運を使い果たしたと思った


耳鼻科ではブラックリストにあげられているといううわさどおり
当時のイエローモンキーはかなりの爆音で
1列目とはいえ最右端でスピーカーど真ん前だったため
なかなかしんどい初イエローモンキーだったことが印象深い
けれど間近で見る彼らは、高校生の自分からすると倍ほど年の違う、
当時から「おっさん」だったけれど、
筆舌に尽くしがたいかっこよさ、独特さがあり、最高にしびれたのだった
彼らが常々口にしていた「唯一無二」
これこそ彼らを形容できるただひとつの言葉だとしみじみ思った


当時はまだインターネットやパソコンが今のように整備、流通しておらず
当然SNSもなく、ファンクラブからの最新情報は専用ダイヤルに電話して得る、
友達はライブ会場や、雑誌上の文通相手募集で作る、という
今と比べれば格段にまだ不便な時代だった


できたイエローモンキー友達はみんな20代のお姉さまたちで
会社員やフリーターをしながら、時間とお金の許す限り全国を飛び回っていた
そのお姉さまたちからの、詳細なライブレポお便りが来るのが待ち遠しかった
いつも80円では足りないぐらいの厚さだった
エマちゃんのコスプレをしているお姉さんと知り合い、
ロビンのコスプレをした連れのお兄さんに写真を撮ってもらった
(へまこさんろびおさんお元気でしょうか)


いつの間にか交流はなくなったけれど、あのころイエローモンキーでつながっていた彼女たちは
今年どうしているのだろう、なんて考えてもいる


9月の大阪公演の当日は部活のコンクールと重なったけれどもちろんライブを取り、
2月の大阪公演は修学旅行と重なったけれどもちろんライブをとった
そう考えると、わたしはイエローモンキーのために学生時代の重要行事を相当蹴っている
けれどそれでよかったのだ
今もまったく後悔はしていない


その年末に出たビデオ「レッドテープ」は、それこそ擦切れるほど繰り返し見た
まだテレビやビデオデッキがリビングにしかないころで
家族が外出している隙を狙ってとにかく何度も見た
「RAINBOWMAN」、アウトロに近づくにつれ興が乗りまくるエマのギターが冴える「見てないようで見てる」は、特にお気に入りのアクトだ


ようやく高校を卒業し、わたしは大学受験に失敗して浪人生活に入った
そのタイミングで田舎を出ることができた
その春には、「SPRING TOUR」なる安直なタイトルのツアーが開催されて
初めて「2日間通う」という体験をした
2日間大阪城ホールに通った嬉しさは忘れられない
本当は1日しかチケットを取れていなかったのだが
ラジオ番組の特別電話でもう1日チケットをもぎとった
あのときお隣にいた元自衛隊員のお兄さんは元気にしているだろうか


わたしの持っているイエローモンキーTシャツといえばそのツアーのものだけ
吉井和哉が「DJブーン」とかいう意味のわからないゆるキャラたちを作り出したときだ
今みてもよくわからないがわたしはわりと好きだった
公演内容は、バンドの歴史から見てみれば、終わりが近づいている不穏な時期だったのかもしれないが、当時は最高としか言いようのない楽しさだった


そこからは、主に吉井が、バンドの方向性についてひとり焦っていたように感じた
さまざまなプロデューサーを起用したシングル
ジャージ姿でのメディア露出
ひとつひとつ、歯車が崩れていくようだった
アルバム「8」は、これまでの作品のようには、いまひとつのめりこめなかった


そこへ、活動休止の報
ファンとしては嘆き悲しんだが、なんとかドーム公演のうちの大阪会場をおさえることができた
なんと父と母まで連れて行った


最後の公演のことは、よく覚えていない
髭のエマ、スポーティーな吉井、いつもどおりのヒーセ、泥棒みたいなアニー
それでもやっぱり、ライブはどうしようもなくかっこよかった
それが私にとって最後の「生」イエローモンキーとなった


休止後まもなくリリースされた「プライマル。」は、好きなテイストの楽曲だったし、メジャーでとっても明るい曲調だというのに、当時はやはりどこか物悲しく響いたものだ


それから大学に入り、わたしは軽音楽サークルに所属した
ギター的にはエマ育ちだったから、ほんとうはレスポールが欲しかったけれど
重いし高いし弾きこなせそうになくて
当時好きだったナンバーガールのひさ子ちゃんに憧れて、赤いジャガーとブルースドライバーを買った
それほど使う用事はなかったけれどワウペダルも買った
もちろん練習したのは「Burn」だ


イエローモンキーが好きだという話もそれほどしなくなり、
コピーしたバンドはエレファントカシマシやらナンバーガールやらゆらゆら帝国やら
大学後期には特にデキシード・ザ・エモンズにどハマりした
彼らも洋楽かぶれだったから、どこかイエローモンキーに通じるものはあったのかも
GSや歌謡曲とブルースを両立させられるバンドだったものな
フジロックなんかにも行ったりした


そして2004年の8月、音楽情報サイトで「イエローモンキー、解散していた」
という見出しのニュースを知る
活動休止から音沙汰のないまま放置され、
挙句「7月7日に解散していた」という事後報告


その日の日記が出てきたので読み返してみた
「あいた口がふさがらないとはこのことだと思った」とある
翌日にはずいぶんと怒り心頭だった

「悲しいとかより驚き、ショックというか、青春の終わりをそこはかとなく感じてる。
つーかむしろ、ダセー!最低!てカンジの怒り。
ありがとうなんて呑気に言えっか!バカ!みたいな」
(2004年8月2日の日記)


イエローモンキーとともにあった高校時代
まさにイエローモンキーはわたしの青春だった
そんな宝物に、泥を塗られたような気持ちになった
今なら彼らが苦渋の決断をしたのだとわかる
いろんな大人の事情もある中で、ファンを思ってくれていたのもわかる
けれど当時は許せなかった
許せなかったけれど、私が許そうと許すまいと
もうイエローモンキーはなくなってしまったのだ
イエローモンキー熱は落ち着いていたが、とはいえ、いやだからこそ、辛かった
そこからしばらく、イエローモンキーのビデオを引っ張り出して見返したりしていた
やっぱりどうあっても、彼らの音楽は大好きで、一生逃れられないんだと再確認した


わたしの中のイエローモンキーの思い出と楽曲は消えないし消せないし消さないけれど
これから新しく思い出がつくられることはないし
わたしの中でイエローモンキーは、生き続けはしてもそれから過去のものになった


大学を卒業した私は、新聞記者になりたくて、現役当時あと一歩のところまでいった自分を信じ
フリーターとして大学時代からのコンビニバイトを続けながら
就職活動を続けていた
夏ごろにうまく地方紙にひっかかり、次の春までぶらぶらとバイト生活をしていた
その就職直前の2006年2月28日、
バイト先の後輩から、おさえていた吉井和哉のソロ公演ファイナルが急用で行けなくなったため
チケットを譲ってもらうことになった
吉井のソロは追っていなかったので付け焼刃でライブに行ったのだが
そのときも感慨たっぷりだった
このブログ内にも記録を残していた(わたしマメ!!)


吉井ソロ前日
http://d.hatena.ne.jp/sheiko/20060227/1141039725
ライブレポート
http://d.hatena.ne.jp/sheiko/20060228


吉井はソロになってもやっぱり細胞レベルで訴えかけてくる何かを感じる良さだったし
サポートギタリストのエマもすっごく素敵だった
そしてサプライズで「バラ色の日々」が演奏された…
あの会場での阿鼻叫喚は忘れられない
わたしはただただあの瞬間は嬉しくて泣いた


そのあとも私はあまり吉井のソロも、他のメンバーの動向も気にせず
あれだけ好きだったエマのソロプロジェクトも特に興味を抱かなかった


新聞記者になった私は社会の厳しさに疲れ
これまで多感な時期にハマったことのなかったジャニーズのアイドルに夢中になり
嵐のコンサートに通い、疲れた心を癒してもらった
ペンライトの美しさをここで初めて知った


そのあとは、結構EDMとかそっち方面も好きになってきて
(イエローモンキー一辺倒なころは打ち込みとか大嫌いだったのに!)
SNOOZERなんかを読んで、会社帰りに週1くらいのペースで外タレのライブに行き
めちゃくちゃ洋盤にお金をつぎ込んだりした


2010年代に入ってわたしはジョジョの奇妙な冒険にハマり
深夜アニメなどを見るようになって、
TIGER&BUNNYにどハマりし、同人活動的なものに手を出し始め
音楽からはすっかり離れた生活を送るようになった
その一方で文化関係の担当として好きだったミュージシャンに仕事で会えるようにもなった


いろんな趣味が増えたことによって、
やりたいことを仕事にできたものの、それだけという人生にも行き詰まりを感じた


いろんなことがあって2014年末で新聞記者を辞め、
2015年からwebに場を移し、ライターとして働くことになった
そんな14年末、たまたま友人たちとやった忘年会カラオケで
「90年代邦楽ロック縛り」をテーマにしたとき
わたしは自然とイエローモンキーを選んで歌った
昨今のカラオケでは、本人映像というものが流れるが
それで久しぶりにイエローモンキーの姿を見て
ああ、やっぱりかっこいいなあと再認識し、
そういえばあいつら、解散したくせに結成何周年だとかで
DVDやらベスト盤やら出してたな
相変わらずレコード会社は商魂たくましいな
なんて思っていた
帰宅して即Amazonで検索し
かつてVHSでしかもっていなかったライブビデオのDVD移植特別版を注文しまくった
解散の引き金となったパンチドランカーツアーのドキュメント映画「パンドラ」なんてものが
リリースされていたこともこのときになって初めて知り、
今ならフラットな気持ちで見られるかもしれない、と購入した
晦日の朝から届いたが(宅配業者さんごめんな)
「パンドラ」は年が明けて少し経つまで見る踏ん切りがつかなかった

2015年1月3日にそれを見た日記が残っていた
「思ってたより、ふつうに懐かしく、楽しく、
切なく見られた。成仏できそうです、ありがとう。
今見た意味があると信じたい。今年の初泣き」


その後2015年はわりとイエローモンキーをちょこちょこ聴いていたように思う
吉井のソロは聴いていなかったけれど、カバーアルバムを聴いたりなども


そしてその春にいろいろうまくいかなくなり、わたしは仕事をやめて引きこもった
いろんなタイミングが悪く重なり、心身ともに調子を崩し
外で元気に働くことがもう難しいのでは、と思う状態になってしまっていた
それでも2016年に入って、失業保険も終わったし
いよいよ仕事を探さなくては、と考えていた矢先
イエローモンキー復活のニュースが飛び込んできたのだ
(ここでやっと冒頭に追いつく)


SNSというものがある中での初めてのイエローモンキーの話題
TLの同世代たちが湧き上がっていた
わたしはこのとき、引きこもって以来最も強く
「体調崩してる場合じゃねえ」と心から思った
「何としてもイエローモンキーを再び生で見る」
これがわたしの悲願、大きな目標となった

まさかって感じだが新曲まで発表された
(はやくiTunesで販売しろ)

年会費制ではなく月額制になり、会員証も発行されない「イマドキ」な
FCの仕組みに戸惑いつつも登録し、
外タレ並みの料金に若干辟易しつつも
奇跡の祭りにケチってる場合か、と惜しみなく金をつぎ込んだ
体力、財力ともに遠征には不安があったため諦めたが
近場の公演は全て通うことにし、なんとか大阪公演2デイズ、神戸公演2デイズの
計4公演のチケットをおさえることができた
この日から私の目標は、ライブ当日を元気なかたちで迎えること、に設定された


初日の代々木公演はなんと、ラジオやCS、ネットで生中継されることになり
プロモーションの規模と、彼らの存在の大きさにあらためて驚かされた
著名人による復活1発目の楽曲予想企画などまで展開された


ちなみにわたしの予想は希望も込めて「Romantist Taste」だった
ライブバージョンが大好きな曲にもかかわらず
これまで行った公演では一度も生で披露されずじまいだったからだ
彼らのデビュー曲でもあり、初心も戻る、という意味ではアリなんではないか?
と思っていた


5月に入ってからはもうすでにそわそわしていた
そして11日、運命のタイマーが再び回り出す日がやってきた


追い出されることにビビって念のためradikoFM802をつなぎ、
映像はニコニコ生放送で見ることにした


ドキドキが頂点に達したとき、カウントダウンの19時きっかり
彼らの、そして私たちの時計が再び同じ時を共有し始めた
その一発目は「プライマル。」
彼らの「終わり」だった曲。そこからまた始まる。
こんなに感動的なドラマがあるだろうか
幕に映し出されるシルエットは、昔と変わらないスタイリッシュなロックバンドの姿
涙が止まらなかった
幕が落ち、彼らの姿があらわになった瞬間
アニーの笑顔
変わらず派手な衣装のヒーセ
言葉にならない


ああ、ほんとうに戻ってきたんだ


2曲目の楽園まで半分ほど中継してもらえてサービス!!と感激した
わたしが生でイエローモンキーに再会できるのは7月
この2ヶ月が待ち遠しかった


そしてようやく、その日がきたのだ


長々と語りすぎたけれど、これが「わたしとイエローモンキー」
ライブレポートはまた別にまとめます…笑

お付き合いくださりありがとうございました